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今日の本「ストーンサークルの殺人」(M・W・クレイヴン/ハヤカワ文庫:2020年) [本]

今日の本「ストーンサークルの殺人」(M・W・クレイヴン/ハヤカワ文庫:2020年)

少し前にリリースされた作品なのですが
あるところで紹介され、気になったので手にしました。
訳者あとがきには、イギリス版ハリー・ボッシュ とも。

著者はM・W・クレイヴン。
多くの作品をリリースされています。
訳は、東野さやかさん。

本作は、ワシントン・ポー シリーズの第1弾。
そして、英国推理作家協会賞最優秀長篇賞
ゴールド・ダガー受賞作とのこと。
ストーンサークルで次々と発見される焼死体の犯人を
処分を解かれた警官である、ワシントン・ポーが
捜査するというストーリー。
共に捜査する、ブラッドショーが
まさにポーの相棒として活躍する展開に惹き込まれ、
かなりのページ数ですが、
一気に読んでしまいました。
このシリーズ、本作以降も邦訳されていますので
次の作品も、手にしようと思います。
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今日の本「WEリーグ オフィシャルガイドブック 2024-25」 [本]

今日の本「WEリーグ オフィシャルガイドブック 2024-25」

先日の試合観戦の際に、
「WEリーグ オフィシャルガイドブック 2024-25」を購入しました。

セレッソの選手はわかっても、
他のチームの選手は知らない選手が多いので
観戦ガイドとして手にしました。
各チームの選手紹介に加えて、
表紙に掲載された選手のインタビュー、
そして表彰選手なども掲載されています。
しばらく試合はないのですが、
来年は、この本を持参して観戦したいです。
さて、セレッソの順位は現在7位。
5位以内にもう少しですね。
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今日の本「カモのネギには毒がある 9」(甲斐谷忍/ヤングジャンプコミックス:2024年) [本]

今日の本「カモのネギには毒がある 9」(甲斐谷忍/ヤングジャンプコミックス:2024年)

「新・信長公記」で興味を持った甲斐谷忍さんの新作。
早いもので、11月にはもう第9巻がリリースされました。
オビには、「学びの真価を測る「大学」編、佳境!!」
とあります。

著者は甲斐谷忍さん。原案は夏原武さん。
本作には「加茂教授の人間経済学講義」とのサブタイトルが
ついています。
本巻では、7つの講義を収録。
本作の主人公は、「カモリズム経済理論」を提唱する、
天才経済学者の加茂洋平教授で
加茂教授が自身の経済理論をフィールドワークで実践し、
カモっている奴らを撃退するという内容。
巻末には原案の夏原武さんによるコラムも載っています。
本巻では、前巻に引き続き、
体育系大学の罰金制度からスタート。
その後は、体育系大学の不正について
フィールドワークを実践するという展開。
ただし、体育系大学の不正の決着は次巻に持ち越しです。
今後の展開が気になりますね。
次のリリースは来年の3月の予定です。
予告によると、新章開幕とのこと。
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今日の本「人薬」(山本昌知・想田和弘/藤原書店:22年) [本]

今日の本「人薬」(山本昌知・想田和弘/藤原書店:22年)

「精神科医と映画監督の対話」とのサブタイトルがついた一冊。
先日、「五香宮の猫」を観て興味を持った想田監督と
精神科医であった山本昌知さんとの対談本を
図書館で手にしました。

山本昌知さんは、元精神科医、想田和弘さんは、映画監督。
想田監督は、山本さんに関わる映画「精神」、「精神0」を
撮っています。

本書、5章から構成された対話と、
想田さんによるプロローグ、山本さんによるエピローグから構成。
ほとんど馴染みのなかった精神病院の世界、
そして、山本さんによる新たな取組の数々を
本書により知ることができました。
また、山本さんの患者に対する接し方に
患者だけでなく、他人と自分との関係について
多くの気づきがありました。
ラストに記載された、山本さんによる短歌に
山本さんの考えが集約されているような印象。
「統合失調症などと云わずにつきあいたまえ
 A君はA君 BさんはBさん」
山本さん、想田さんの他の著作も読んでみたいですね。
そして、映画「精神」、「精神0」、観たいですね。
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今日の本「税金で買った本13」(系山冏/ヤンマガKC:24年) [本]

今日の本「税金で買った本13」(系山冏/ヤンマガKC:24年)

Webからヤンマガ本誌に移行してきた作品。
引き続き、最新刊の13巻を手にしました。
オビには、VTuber 白上フブキさんのコメントが載っています。

原作はずいの氏、漫画は系山冏氏。
原作者は図書館勤務の経験があるとのこと。
本書の舞台は図書館。
図書館でバイトすることになった高校生の石平くんを中心に、
図書館で働くユニークな方々との日々を描いた作品。
単行本には、本誌には載っていない、ずいのさんによる
「図書館だより」があり、巻末には描き下ろしも収録。
今回の描き下ろしのタイトルは
「高校の図書室と柴さん」です。
以前は「中学校の図書室と石平くん」でしたが、
その後、本編の内容をちょっと補足するような
ショートストーリーになっています。
本巻では、ビブリオバトルに登場する柴さんの
ビブリオバトルにはまるきっかけが描かれていました。
「図書館だより」では相互貸借ことなどを解説。
このあたりのこと、知らなかったです。
さて、引き続き連載継続中の「税金で買った本」。
石平くんは大学生になっていますね。
単行本が出たら、また買わねば。
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今日の本「成熟の喪失」(佐々木敦/朝日新書:24年) [本]

今日の本「成熟の喪失」(佐々木敦/朝日新書:24年)

「庵野秀明と“父”の崩壊」とのサブタイトルがついた一冊。
カバーには「「大人」になれない男たちを「成熟」の呪縛から
解き放つ!」とも。
庵野氏の作品は「シン・仮面ライダー」しか観ていないのですが、
興味を持ち、手にしました。

著者は佐々木敦氏。思考家、批評家、文筆家であり、
音楽レーベルHEADZ主宰とのこと。
多くの著作がありますが、
私が佐々木敦さんの著作を手にするのは初めて。

本書、序論と6章から構成。
本作は、季刊の「小説トリッパー」の連載を
加筆修正してまとめたもの。
タイトルにある「成熟の喪失」について、
庵野秀明氏の作品を軸に、江藤淳氏の「成熟と喪失」を絡めて
言及するという内容。
「成熟と喪失」も未読なのですが、
わかりやすく、とても興味深い内容でした。
庵野監督の他の作品も気になるところです。
さて、「シン・仮面ライダー」の続編の企画があると
庵野監督は舞台挨拶で語っていたとのこと。
具体的にいつということなはく、
最近「ヤマト」を監督するという記事を目にしたので
撮るとしても、かなり先になりそうですね。
「シン・仮面ライダー」の続編、観たいですね。
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今日の本「バブルと資本主義が日本をつぶす」(大西広/朝日新書:24年) [本]

今日の本「バブルと資本主義が日本をつぶす」(大西広/朝日新書:24年)

「人口減と貧困の資本論」とのサブタイトルがついた一冊。
オビには「衰退ループにはまった日本に処方箋はあるか」とも。
タイトルに興味を持ち、手にしました。

著者は大西広氏。経済学博士であり、
慶應義塾大学・京都大学名誉教授とのこと。
多くの著作がありますが、
私が大西広さんの著作を手にするのは初めて。

本書、3部10章から構成。
近年の日本の末期的状況を、マルクスやエンゲルスの枠組みで
読み解く内容。
少し前に読んだ「資本主義の宿命」とも
重複する印象を感じた本書なのですが、
資本主義はもう末期的な状況とのこと。
人口減少を何とかしなければ、
この国に未来はないというのは、
かなり真実味があります。
本書に指摘されているように、
間違った少子化対策は修正していただきたいところです。
現行の対策は、中間層への効果が小さく、
高所得者への効果が大きいのです。
本書では、このことを
「自民党による高所得者へのバラツキ」
としています。
高所得者への優遇はやめてほしいですね。
著者の他の作品も、手にしたいところです。
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今日の本「バブル・ザムライ 3」(細野不二彦/ビッグコミックス:24年) [本]

今日の本「バブル・ザムライ 3」(細野不二彦/ビッグコミックス:24年)

「恋とゲバルト」が5巻で「第一部完」のまま
ストップしていますが、ビッグコミックスから
ビッグコミックで連載中の新作の第3巻がリリースされました。
オビには「最強のライバル現る!!」とも。

「恋とゲバルト」の舞台は昭和43年の日本の大学でしたが、
本作はオビに「バブル日本」とあるように、
バブル期、80年代半ばの日本が舞台となっています。
主人公は、まだ過去が今一つ不明な大学生、吉良。
用心棒など、探偵の助手のバイトをしつつ大学に通う日々。
この3巻でも、様々な難題を半端ない強さを発揮して解決
なぜ、ここまで強いのか?
幼少期のエピソードの一部が挿入されているものの
まだ過去の全貌は不明なままです。
80年代の日本という時代背景が
なんともユニークな「バブル・ザムライ」。
来年2月にリリースが予定されている
次巻が楽しみですね。
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今日の本「キャプテン2 13」(コージィ城倉/ジャンプコミックス:24年) [本]

今日の本「キャプテン2 13」(コージィ城倉/ジャンプコミックス:24年)

連載が「グランドジャンプ増刊むちゃ」から「グランドジャンプ」に
移行し、単行本化が加速している「キャプテン2」。
この10月にリリースされた第13巻を早速手にしました。

13巻のタイトルは「第4試合の恐怖の巻」。
またオビには「祝 SHUKU!」とあります。
(このオビの文言で、墨高の勝利がわかったような...)
本巻は、墨高と、進学校のお花茶屋との決勝戦が
続きからスタート。
延長となったお花茶屋の最後の攻撃。
見事に近藤が締め、墨高の勝利でした。
墨高がついに甲子園に!
本巻は、甲子園の試合前で終了。
第一試合の対戦は、同じ宿の高校に決定。
どんな試合となるのか?
次巻は来年2月発売予定とのことです。
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今日の本「ロシアから見える世界」(駒木明義/朝日新書:24年) [本]

今日の本「ロシアから見える世界」(駒木明義/朝日新書:24年)

「なぜプーチンを止められないのか」とのサブタイトルがついた一冊。
オビには「ソ連時代から見続ける朝日新聞論説委員が迫る」とも。
タイトルに興味を持ち、手にしました。

著者は駒木明義氏。ロシア、国際関係の朝日新聞論説委員とのこと。
著者はモスクワ支局長として、ロシアでの勤務経験があります。
他にもロシアに関わる著作があります。

本書、5章から構成。
プーチン大統領の世界観を読み解く内容。
他国からすると、とても正常とは思えないのですが、
プーチン~ロシアとしては、違和感がなかったりするわけで、
誰にもどうすることもできない状況なようです。
日本との関係についての記載もあり、
安倍政権のときに2島返還が進められていましたが、
本書によると、2島返還は進展することはなく、
「プーチン氏の手玉に取られたと言わざるをえない」
とのことです。
返還はもうあり得ないのかも...
そして本書を読むと、とても終結が見えない印象なのですが、
一刻も早く、終戦を迎えてほしいと思っています。
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今日の本「2024-2025 EUROPE SOCCER TODAY」(日本スポーツ企画出版社:2024年) [本]

今日の本「2024-2025 EUROPE SOCCER TODAY」(日本スポーツ企画出版社:2024年)

「2024-2025 EUROPE SOCCER TODAY」のシーズン開幕号を
手にしました。

毎年購入しているものの、
見る頻度は年々減っている感じです。
そもそも、WOWOWで放映していた「ラ・リーガ」に
興味を持っての購入でした。
WOWOWで「ラ・リーガ」の放送が終わってから
欧州サッカーの興味が減ってしまいました...
今年はレアルがエムバペ選手を獲得し、
連覇するのか、気になってはいます。
UEFAチャンピオンズリーグはWOWOWで見れるので、
そちらで「ラ・リーガ」の上位チームを
チェックしようと思っています。
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今日の本「復活の歩み」(マイクル・コナリー/講談社文庫:2024年) [本]

今日の本「復活の歩み」(マイクル・コナリー/講談社文庫:2024年)

昨年にリリースされたマイクル・コナリーの作品は
ボッシュシリーズでしたが、今年の新作は「リンカーン弁護士」。
先月リリースされたので、早速手にしました。

著者はマイクル・コナリー。とても多くの作品、
シリーズものをリリースされています。

本作は、リンカーン弁護士シリーズの第7弾。
とはいうものの、ボッシュも登場し、
バラードも少しだけ冒頭に登場していました。
ボッシュは未解決事件班を離れ、
ハラーの調査員として働く日々。
冤罪を訴える手紙をボッシュが選別し、
本書では、ルシンダ・サンズの無罪を証明するという内容。
緊迫感のある法廷の展開に圧倒されましたね。
さて、既読のどの作品でもボッシュが
ジャズを聴くシーンが出てきます。
本作でもジャズを聴くシーンあり、
ウェイン・ショーター、マイルス・デイヴィスなど。
昨年他界されたウェイン・ショーターを
タイムリーに登場させている印象を受けました。
解説によると、次作は「バラード刑事」とのこと。
次作も気になります。
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今日の本「箱男 改版」(安部公房/新潮文庫:2005年) [本]

今日の本「箱男 改版」(安部公房/新潮文庫:2005年)

先日映画を観た、「箱男」の原作を手にしました。
映画化されたので、通常の文庫カバーに加え、
さらに映画を告知するカバーが付されていました。
カバーには「それは、人間が望む最終形態」とも。

著者は安部公房氏。多くの著作がありますが、
はるか昔に「人間そっくり」を読んだ記憶がありますが、
「箱男」を読むのは初めてであり、他の著作も未読です。

本書は、昭和48年にリリースされ、その後文庫化。
文庫化の際に、解説が加えられています。
本作ですが、映画を観てから読んだため、
わりとスムーズにストーリーが理解できたものの
いきなり本書を手にしていたら、
展開を追うのに苦労した気がします。
展開が様々な方向に拡散し、また収束。
映画にはない、原作のみのサイドストーリー的に挿入された
話もありました。
本書を読み、さらに安部氏の作品が読みたくなりました。
近年、リニューアルした文庫がいろいろリリースされています。
さらに手にしたいですね。
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今日の本「日本製鉄の転生」(上阪欣史/日経BP:24年) [本]

今日の本「日本製鉄の転生」(上阪欣史/日経BP:24年)

「巨艦はいかに甦ったか」とのサブタイトルがついた一冊。
日本製鉄の変革に興味を持ち、図書館にて手にしました。

著者は上阪欣史氏。日経ビジネス副編集長とのこと。
ネットには「上阪欣史のものづくり再発見」があります。

本書、9章から構成。
過去最大の最終赤字から復活した日本製鉄の
数々の構造改革についての取材をまとめた内容。
高炉を止めるなど、かなりの反発が社内外から
あったのではないかと思われますが、
見事に改革を成し遂げた日本製鉄。
巨大な組織であるだけに、
簡単ではなかったのでは...と思います。
そしてこのさき、USスチールの買収がどうなるのか
気になるところです。
そして、本書で初めて知った「油井菅」。
こちらの製造技術も気になるところですね。
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今日の本「首都高SPL 12」(楠みちはる/ヤンマガKC:24年) [本]

今日の本「首都高SPL 12」(楠みちはる/ヤンマガKC:24年)

今月リリースされた「首都高SPL(スペシャル)」第12巻。
早速手にしました。
オビには「車は自分を映す鏡。」とあります。

作者は楠みちはる氏。
本作は小学館で連載された前作「銀灰のスピードスター」の続編。
月刊ヤンマガでの連載なので、
単行本化のペースが遅いです。
本巻では、中盤から、94年を振り返るエピソードが展開され、
そこで登場したまりなが、今のストーリーに顔を出すことに。
複雑に絡む人間関係が、予測不能な展開になっています。
さて、映画の製作は終了し、いよいよ公開。
映画はなんと2バージョン。
続きが楽しみです。
さて、本巻で気になった言葉は、
「否定のいちばん遠くは受容」
「悪い大人は何が悪いか教えてくれる。悪い大人とは線を引く」
あたりでしょうか。
次のリリースは来年?
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今日の本「仕事」(今村仁司/講談社学術文庫:24年) [本]

今日の本「仕事」(今村仁司/講談社学術文庫:24年)

オビには「働いたら負け。
・・・でも働かないと生きていけない!」とあります。
オビの文言が気になり、手にしました。

著者は今村仁司氏。元東京経済大学教授で、
専門は社会思想史、社会哲学とのこと。
多くの著作、翻訳がありますが、私としては今村仁司氏の著作を
手にするのは初めて。

本書は、5章から構成。
1988年にリリースされた単行本を文庫化したもので、
文庫化にあたり、鷲田清一氏のあとがきが追加されています。
本書は、タイトルは仕事となっていますが、
未開社会から現代までの人類の労働観の変遷を
振り返り、解説する内容。
これまでほぼ意識したことのなかった労働観について
本書により学ぶことができました。
また、本書によると、「共産主義」は昔も今もひとつのユートピア
でしかないが、このユートピアに至る「過渡期」が
社会主義である とのこと。
このあたり、理解していなかったです。
著者の他の書作も手にしたいところです。
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今日の本「転換期の科学」(佐藤文隆/青土社:22年) [本]

今日の本「転換期の科学」(佐藤文隆/青土社:22年)

サブタイトルには「「パッケージ」から「バラ売り」へ」とあります。
「物理学の世紀」に引き続き、佐藤氏の著作を
今度は図書館にて手にしました。

著者は佐藤文隆氏。京都大学名誉教授とのこと。
多くの著作があります。

本書は、4部13章から構成。
『現代思想』に2021年1月から翌年の4月まで連載された文章を
修正、補筆して書籍化したもの。
これまでの歴史を含めて、
様々な視点から「科学」について考察する内容。
サイエンス、サイエンティストといった用語の成り立ちや、
戦前・戦後の日本における科学の発展など、
「科学」を軸に、多岐にわたる考察が収録されています。
私の知らないことが多く、興味深かったです。
特に気になったのは、戦後ほとんど語られない人物として
記載された、橋田邦彦さん、
そして、12章「武田三男とロマン・ローラン」に登場する
武田三男さんです。
関連する書籍があれば、読んでみたいです
そしてさらに、著者の他の書作も手にしたいところです。
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今日の本「それってパクリじゃないですか?」(臼井ともみ/マーガレットコミックス:2023年) [本]

今日の本「それってパクリじゃないですか?」(臼井ともみ/マーガレットコミックス:2023年)

「新米知的財産部員のお仕事」とのサブタイトルのついた一冊。
オビには、本作のドラマの告知があり、
本作はドラマ放送中のリリースでした。
小説のほうは4巻まで読みましたので、
未読であった、コミックスも引き続き手にしました。

漫画は臼井ともみさん、原作は奥乃桜子さん。

配信で連載された内容が書籍化されたもので、
巻末には、書下ろしの番外編を収録。
番外編は小説です。
コミックスの内容は、小説の第1巻の内容。
小説では想像するしかない、
主人公のイラストなんかも登場しますので
いろいろ楽しめました。
観ていないドラマのほうは、
どのような内容だったのでしょうか?
さて、本作よりも前に、本作ともちょっと関わる
「上毛化学工業メロン課」がリリースされていますので、
そちらも読もうと思います。
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今日の本「人生上等!未来なら変えられる」(北尾トロ/集英社インターナショナル:23年) [本]

今日の本「人生上等!未来なら変えられる」(北尾トロ/集英社インターナショナル:23年)

7月に記事にした、北尾トロさんの著作がこちら。
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なのですが、
今週末の9月7日(土)、23:00のNHK Eテレ『ETV特集』で、
本書で取材した廣瀬伸恵さんが特集されるとのこと。
タイトルは「罪と赦し~出所者たちの記録~」。
予告は↓
https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/DM2V1PK7WZ/
興味を持たれた方はぜひ。
本書のその後を取材して、
続編としてリリーしていただきたいところです。
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今日の本「脳は眠りで大進化する」(上田泰己/文春新書:24年) [本]

今日の本「脳は眠りで大進化する」(上田泰己/文春新書:24年)

オビには「ヒトは睡眠で、日々「新しい自分」に
生まれ変わっている!」とあります。
どこかの書評で気になり、手にしました。

著者は上田泰己氏。現在は、理化学研究所・生命機能科学研究センターの
チームリーダーであり、東京大学大学院情報理工学研究科・
システム情報学専攻教授とのこと。
単独の著作は本書が初めて。

本書は、8章から構成。
脳と睡眠に関わる、上田先生のこれまでの研究内容を
俯瞰して解説した内容。
私として、最も興味深かったのは第6章で
「試験管の中に見えた睡眠中の「脳の大進化」」。
近年の研究は、半導体チップと細胞培養皿の組み合わせ、
そして、シミュレーションでも行われているとのことです。
このように机上で完結する研究もあるのですね。
驚きました。
研究により、脳の神経細胞は「眠って覚え、起きて探す」、
「シナプスはノンレム睡眠とレム睡眠のサイクルで
進化しうる」ということが、わかってきたとのことです。
様々なことが解明されつつある、脳と睡眠。
今後の開示されていく、
新たな成果に注目していきたいところです。
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