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今日の本 「理系バカと文系バカ」 [本]

今日の本 「理系バカと文系バカ」(竹内薫/PHP新書586:09年)

先日、鈴木光司&竹内薫による対談本「知的思考力の本質」を読んだばかり
なのですが、竹内氏の著作をもう一冊。
何やら強烈なタイトル?  でも竹内氏の著作と言うことで手にしました。

著者は、竹内薫氏。サイエンスライター。テレビのコメンテーターや
ラジオのナビゲーターなども務められているとのこと。
たくさんの著作がありますが、私は「99.9%は仮説」を読んでいます。

本書、5章から構成。
まずは文系・理系の行動パターンを洗い出し、理系バカ、文系バカを考察。
2章以降にて、昨今の理系離れの問題点を解説し、文理融合のセンスについて提示。
ラストでは、理系ワールドを楽しむための本をピックアップ。

どちらかと言えば、理系の視点にて語られる本書、理系出身の私としては、
納得の内容でしたね。
締めの、文理融合のセンスを磨く5ヵ条は以下。
・まずは聞き上手になる
・文系なのに科学書漬けになってみる
・理系なのにフィクションを楽しむ
・どんな情報も、まずは疑ってみる
・気になったものは人に話してみる
まあ、これらもやや理系の視点からかな? という気も...

なかなかナイスな内容ではありましたが、序盤の「理系バカ、文系バカの考察」が
少々長すぎでは? 本書の半分近くを占めていましたから。
読者をつかむため? とはいえ、本題となる「理系離れ回避」、「文理融合」に
も少しページを割いて頂きたかったところ。

竹内氏の著作は、おもしろそうなものがまだまだあるので、引き続き
読んでみたいです。
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FUCKINTOSH66

昔読んだたけしさん(お笑い全盛期、ビート時代の北野さん)の本、子ども時代の頃のことで、お母さんが息子たちはどうしても理系に育てたかった(文系だとバカになる)、ってしつこく言われてたって書いてありました。

>・文系なのに科学書漬けになってみる
ううううーん、興味だけはあるんですけどねぇ。
読んでもわかんないってゆう(笑)
by FUCKINTOSH66 (2010-03-27 16:55) 

TBM

>FUCKINTOSH66さま、niceとコメントありがとうございます。
>理系に育てたかった(文系だとバカになる)
これは意外ですね。「文系だとバカになる」というところが。
文系、理系、頭の構造は違う って気はしますが、
どちらが上 といった感覚はないですね。
私は、文系で、語学が達者な方を見ると
頭の中、どうなっているんだろう? って思っちゃいます(苦笑)。

>・文系なのに科学書漬けになってみる
この竹内さんの著作はお薦めかも?
私、もう1冊読んでるところです。
by TBM (2010-03-28 01:48) 

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