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「米中貿易摩擦から考える中国における知的財産のしくみの現状と未来」 [その他]

「米中貿易摩擦から考える中国における知的財産のしくみの現状と未来」

大阪工業大学 知的財産研究科が主催する関西知的財産セミナーに行ってきました。
本セミナーは、大阪工業大学の梅田キャンパスにて定期的に開催されるもので、
知財の学びの機会を一般に提供するセミナーです。
今回はのテーマは、「米中貿易摩擦から考える中国における知的財産のしくみの
現状と未来」です。
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講師は、中国弁理士・弁護士である毛 立群先生。

セミナーは以下の3部から構成。
(1)米中貿易摩擦の発端、現状及び今後の展開
(2)米中貿易摩が中国経済・知財に与える影響
(3)日本企業はどう対応すべきか
米中貿易摩擦と知財は深い関連があるとのこと。
最近の急な法改正は、米国からの要請に関わるようです。
それだけでなく、行政による知財政策でも動きがあります。
例えば、過熱な出願ブームの是正しブレーキをかける動きとして
・補助金、奨励金制度の適正化
・正常な出願でないものへの取り締まり
などが行われ、審査実務の最新動向としては
・スピーディーな審査(1stOA後に終結)
・進歩性判断基準の適正化
が進められているとのことです。
また、知財活用、知財価値評価のニーズが高まっており
知財売買のプラットフォーム作りが始まっています。
中国知財、動きが早いので注意せねば。
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年末までにまだいくつかのセミナーがここで開催の予定。
また参加したいと思います。
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