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今日の本「あの頃、忌野清志郎と」(片岡たまき/ちくま文庫:23年) [本]

今日の本「あの頃、忌野清志郎と」(片岡たまき/ちくま文庫:23年)

「ボスと私の40年」とのサブタイトルのついた一冊。
オビには「元マネージャーが描くリアル清志郎伝」とあります。
久しぶりに、清志郎さんに関わる著作を手にしました。

著者は片岡たまきさん。RCサクセションのマネージャー&
衣裳係&ファンクラブ会報誌の編集を担当していた方です。

本書、7章から構成。
今回の文庫化で、リンコさんのことを書いたボーナストラック、
竹中直人さんが書いたもうひとつのボーナストラックを追加収録。
一人のファンであった著者は、やがて清志郎さんの所属する事務所に入り、
その後、マネージャー&衣裳係&ファンクラブ会報誌の編集を
手掛けることに。
そんな著者が清志郎さんのことを語る内容。
まさに清志郎さんの直の言葉が満載であり、
数々の言葉が心に刺さりました。
巻末を締める竹中さんのボーナストラックも
清志郎さんと竹中さんとの交流に触れることができて
とても楽しめました。
RC~清志郎さんの曲をまた聴かねば。
このところご無沙汰なので。
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今日の本「忘却の整理学」(外山滋比古/ちくま文庫:23年) [本]

今日の本「忘却の整理学」(外山滋比古/ちくま文庫:23年)

オビには「「忘れる」ことはイケないこと
それはとんでもない勘違いだった」とあります。
「思考の整理学」の続編とのことで、手にしました。

著者は外山滋比古氏。英文学者、文学博士、評論家、
エッセイストであり、たくさんの著作があります。

本書、3章から構成。そして解説は松本大介氏。
本書は2009年にリリースされた単行本は文庫化されたもの。
忘却をめぐる著者のエッセイがまとめられています。
著者の長年にわたる「忘却」に対する考えが
まとめられており、どの箇所にも
そうそう、と納得しましたね。
最も共感したのは
「朝いちばんに考え、頭を使う」
のところでしょうか。
やはり仕事が進むのは午前中。
脳がすっきり、クリアになっている時間帯。
午前中は、仕事がさくさく進む感じです。

外山氏の著作、たくさんありますので、
他の著作も読もうと思います。
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今日の本「1978年のまんが虫」(細野不二彦/小学館:22年) [本]

今日の本「1978年のまんが虫」(細野不二彦/小学館:22年)

「ギャラリーフェイク」の新刊よりも少し前に
リリースされた細野さんの自伝的内容の作品です。

本作は、ビッグコミック増刊号に2021年5月から連載されたもので
全て初めて読みました。
巻末には、美樹本晴彦さんの特別コラムを収録。
タイトルにあるように、細野さんのデビュー前あたりの日々が
細野ではなく細納として描かれています。
私が細野さんの作品に読み始めたのは、
「さすがの猿飛」あたりからであり、
デビュー作のことは知りませんでした。
多方面で活躍されている方々が
高校時代につながりがあったことなど
興味深いエピソードが満載でしたね。
デビューが早かったため、
細野さんはまだ60代前半。
今後も多くの作品を描かれることと思います。
楽しみですね。
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今日の本「キャプテン2 8」(コージィ城倉/ジャンプコミックス:23年) [本]

今日の本「キャプテン2 8」(コージィ城倉/ジャンプコミックス:23年)

「プレイボール2」が終了したため、コージィ城倉さんの連載は
「キャプテン2」に一本化。
連載が「グランドジャンプ増刊むちゃ」から「グランドジャンプ」に
移行したため、単行本化が加速しています。
3月にリリースされた第8巻をようやく手にしました。

8巻のタイトルは「言葉遣いのマジックの巻」。
またオビには「そして次の相手はここだ!」とあります。
本巻、地区予選の第二戦、川北との試合の続きからスタート。
先制した墨高は、その後も攻撃を緩めずに
なんと7回コールドで勝利。
続く第三戦の相手は、東実。
かなりの強豪が相手。
8巻は、この試合の途中、
終盤8回の東実の攻撃で終了。
この時点では、0-0。
結果は、次巻に持ち越しです。
今後の展開が楽しみですね。
次巻は7月発売予定とのことです。
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今日の本「増補 20世紀写真史」(伊藤俊治/ちくま学芸文庫:22年) [本]

今日の本「増補 20世紀写真史」(伊藤俊治/ちくま学芸文庫:22年)

オビには「21世紀に何が変わったか?
大幅増補した決定版!」とあります。
写真史に興味を持って手にしました。

著者は伊藤俊治氏。東京藝術大学教授を経て、同大学名誉教授とのこと。
多くの著作があります。

本書、6章+2章 から構成。
1992年にリリースされた著作(6章)に、
1990年以降の写真史を追加し、加筆修正したもの。
タイトルにあるように、写真の初期である 1890年から、
2020年までの写真史を、著者の切り口でまとめた内容です。
写真、興味はあるものの、
ここまで写真史を俯瞰した内容の著作を読んだのは初めて。
技術の進歩にも支えられながら、
当初からは大きく変貌した写真。
今ではデジカメ、スマホにより、
容易に写真が撮影できる時代。
今後、どのように進化するのか気になるのと共に
著者の他の著作も手にしたいですね。
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今日の本「天明の浅間山大噴火」(大石慎三郎/講談社学術文庫:23年) [本]

今日の本「天明の浅間山大噴火」(大石慎三郎/講談社学術文庫:23年)

「日本のポンペイ・鎌原村発掘」との
サブタイトルのついた一冊。
オビには「地獄というものも、これほどひどくはないだろう」
とあります。

著者は大石慎三郎氏。学習院大学名誉教授。2004年に他界されています。
非常に多くの著作があります。

本書、6章から構成。
1986年に刊行された著作が文庫化されたものです。
5章までに天明の浅間山大噴火の史実について解説し、
最後の6章にて、著者らが行った鎌原村の発掘調査の様子、
結果をまとめる内容。
浅間山大噴火。噴火があったことは知ってはいたものの、
被害の詳細など詳しいことは知りませんでした。
これほどの被害があったとは、ずいぶん驚かされました。
また、発掘調査ですが、行われたのは昭和の時代であり、
かなりの苦労があったことと思われます。
その後、再調査はあったのか気になりますね。
また、日本では地震が多発していますが、
今後、このような噴火が起こることがあるのかも。
どう対処すればよいのか。
難しいですね。
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今日の本「永遠の映画大国イタリア名画120年史」(古賀太/集英社新書:23年) [本]

今日の本「永遠の映画大国イタリア名画120年史」(古賀太/集英社新書:23年)

映画に関わる著作であり、興味を持って手にしました。

著者は古賀太氏。朝日新聞社の文化事業部企画委員などを経て、
現在は日本大学藝術学部映画学科教授とのこと。
他にも著作があります。

本書、8章から構成。
120年にわたるイタリア映画の歴史を
過去から現代まで順に解説する内容。
イタリアの映画で私としてまず思い出されるのは、
3章、4章に紹介されている
ネオレアリズモとその後の監督による作品群。
ロッセリーニ、フェリーニ、
ミケランジェロ・アントニオーニといった方々の作品。
もちろん、リアルタイムでは観ていないのですが。
その後の喜劇、ホラーはほぼ観ていないです。
最近では、「国境の夜想曲」を観ていますが
それくらいしか記憶にないですね。
近年、イタリア映画はまた充実してきているとのことですので
チェックしてみたいと思います。
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今日の本「ギャラリーフェイク 37」(細野不二彦/ビッグコミックス:23年) [本]

今日の本「ギャラリーフェイク 37」(細野不二彦/ビッグコミックス:23年)

1年ぶりにリリースされた「ギャラリーフェイク」の新刊です。
早速手にしました。
オビには「FAKE2023! 完全新作!!」とも。

本作「ギャラリーフェイク」は、2005年に連載が終了。
11年ぶりのコミックが2016年にリリースされ、
その後も「ビッグコミック増刊号」で掲載が継続されてます。
今回は約1年ぶりのリリースとなります。
本作のタイトルとなっている「フリーポートの修復家」など
5話を収録しています。
全て「ビッグコミック増刊号」に掲載された新作であり、
全て初めて読みました。
相変わらず、アートが絡んだストーリーに加えて、
最近の世界状況なども織り込んだ展開が
楽しめました。
次のリリースも楽しみです。
さて、「第一部完」となっていた「恋とゲバルト」。
こちら、再開されるのか、気になるところです
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今日の本「Jリーグプレーヤーズガイド 2023」(スクワッド:23年) [本]

今日の本 「Jリーグプレーヤーズガイド 2023」(スクワッド:23年)

サッカー観戦に持参するJリーグポケット名鑑を今年も購入。
毎年購入しているエル・ゴラッソがリリースするものを
今年も手にしました。
表紙には「サッカー専門新聞エル・ゴラッソが贈る
こだわりのJリーグポケット名鑑」とあります。

名鑑はいくつかリリースされていますが、
このエル・ゴラッソ版が気に入っています。
表紙に「小ネタ重視」と記載されているように、
選手毎のコメントがとてもユニークなのです。
ついつい読み入ってしまいますね。
ただ昨年もなかった索引は復活することなく、
今年もなかったです。残念。
さて開幕して1か月が経過したJリーグ。
香川選手が復帰したものの
勝ち点が積みあがらないセレッソ。
そろそろ連勝して、上位に上がってほしいところです。
次のホームでの試合は、4/1。
相手は横浜FM。雨でなければよいのですが。
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今日の本「日本の電機産業はなぜ凋落したのか」(桂幹/集英社新書:23年) [本]

今日の本「日本の電機産業はなぜ凋落したのか」(桂幹/集英社新書:23年)

「体験的考察から見えた五つの大罪」との
サブタイトルのついた一冊。
オビには「作家 江上剛氏 推薦! 電機産業の「失敗の本質」を
見事の捉えた本書は、日本経済の未来への指針である」
とあります。

著者は桂幹氏。TDK退職後、事業を引き継いだイメーション社に転職。
その後、事業撤退によりイメーション社を退職。
本書が初の著作とのこと。

本書、6章から構成。
最初の5章にて、日本の電機産業の凋落を
著者の体験を踏まえて、5つの罪として考察し、
最後の6章で、今後への提言を示すという内容。
著者の父はシャープの元副社長であり、著者自身はTDKで
日本とアメリカで勤務しており、
日本の電機産業の凋落の現場を的確に捉えていると
思えました。
私も以前はメーカ勤務であったため、
同意できる部分が多かったです。
職場の公平性は確かになかったですし、
管理職にリスク回避の体質がありましたね。
とにかく保身に走る人が多かったような...
これではだめですね。
根本から変えないと、日本に未来はないと思います。
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今日の本「「心の病」の脳科学」(林(高木)朗子 他/ブルーバックス:23年) [本]

今日の本「「心の病」の脳科学」(林(高木)朗子 他/ブルーバックス:23年)

「なぜ生じるのか、どうすれば治るのか」との
サブタイトルのついた一冊。
オビには「脳の中で、何が起きているのか?」
とあります。「時計遺伝子」に引き続き、
ブルーバックスを手にしました。

本書は、林(高木)朗子・加藤忠史/編とのことで、
12人の専門家が各章を担当した共著となっています。
林(高木)朗子さんは、理化学研究所脳神経科学研究センターの
多階層精神疾患研究チームチームリーダーであり、
加藤忠史さんは順天堂大学大学院医学研究科の
精神・行動科学主任教授とのこと。

本書、3部、12章から構成。
12人の専門家が、それぞれの専門分野における
最新の研究内容をわかりやすく解説する内容。
脳の研究が進むことで、これまで解明できていなかった
心の病の解明が進み、心の病の治癒につながりつつ
あるというのです。
例えば、PTSDのトラウマ記憶を薬で消すことが
将来可能になるかもとのこと。
いろいろ驚かされた内容が多かったですね。
今後のさらなる研究が気になるところです。
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今日の本「税金で買った本 6」(系山冏/ヤンマガKC:23年) [本]

今日の本「税金で買った本 6」(系山冏/ヤンマガKC:23年)

Webからヤンマガ本誌に移行してきた作品。
引き続き、本誌移行後の作品が収録された6巻も手にしました。
オビには「累計55万部突破!!」とあります。
売れてますね。

原作はずいの氏、漫画は系山冏氏。
原作者は図書館勤務の経験があるとのこと。
本書の舞台は図書館。
図書館でバイトすることになった高校生の石平くんを中心に、
図書館で働くユニークな方々との日々を描いた作品。
単行本には、本誌には載っていない、ずいのさんによる
「図書館だより」があり、巻末には描き下ろしも収録。
描き下ろしのタイトルは
「中学校の図書室と石平くん」で、
前巻でブッカーの貼り方を教わった石平くんの
その後が描かれていました。
「図書館だより」では移動図書館のことなどを解説。
移動図書館、かなり小さかった頃に
一度だけ見た記憶があります。
その後、わりと近くに公立の図書館の分館ができたので
移動図書館は来なくなったのだと思いますね。
引き続き連載継続中の「税金で買った本」。
単行本が出たら、また買わねば。
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今日の本「特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来」(南原詠/宝島社文庫:2023年) [本]

今日の本「特許やぶりの女王 弁理士・大鳳未来」(南原詠/宝島社文庫:2023年)

オビには「第20回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞受賞作」
とあります。知財に関わるストーリーであり、手にしました。

著者は南原詠先生。現在は企業内弁理士として勤務とのこと。
本作がデビュー作であり、すでに続編もリリース済みです。

本書は昨年1月にリリースされた単行本を
加筆修正して文庫化したもの。
本作、弁理士・大鳳未来が、映像技術の特許権侵害を警告され、
活動休止を迫られた人気VTuberである天ノ川トリィを
法律+アルファに則って、救うというストーリー。
大賞受賞作だけあって、スリリングな展開が
楽しめました。
続編もクライアントを救う展開なようですが、
私としては、前職のパテントトロール時代の話も
読んでみたいですね。
そっちのほうが興味があったりします。
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今日の本「首都高SPL 9」(楠みちはる/ヤンマガKC:23年) [本]

今日の本「首都高SPL 9」(楠みちはる/ヤンマガKC:23年)

この2月にリリースされた「首都高SPL(スペシャル)」第9巻。
早速手にしました。
8巻のリリースが昨年6月でしたので、少々間隔を空けてのリリース。
オビには「ぶつかり合う工藤と寺田。それでいい、敵だから」
とあります。

作者は楠みちはる氏。
本作は小学館で連載された前作「銀灰のスピードスター」の続編。
月刊ヤンマガでの連載なので、
単行本化のペースが遅いです。
前巻で、葉取氏が企画した映画の撮影がスタート。
本巻では、工藤の因縁の相手、ランエボの寺田との
バトルが展開されています。
そして、新たな人物、野上氏がラストで登場しており、
続きが楽しみです。
さて、本巻で気になった言葉は、
「ムダ振りは人の気持ちを削ぐ 空振りは削がない」
「一日一回は遠くを見る」
そして
「悪いことをしない」
「人の気持ちになって考える」
最後の二つは当たり前のようですが、
その後の話の流れで納得。深いです。
次のリリースは年末くらいでしょうか? 
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今日の本「我方他方 サックス吹き・篠田昌已読本」 [本]

今日の本「我方他方 サックス吹き・篠田昌已読本」(大熊ワタル 編/共和国:2022年)

オビには「没後30年を経て蘇る、稀代の音楽家・篠田昌已のすべて」
とあります。篠田昌已さんに関連する本がリリースされたので
手にしました。。

大熊ワタルさんが編集を担当された本です。
大熊ワタルさんは篠田さんと共演されたこともある
ミュージシャンです。

本書、6章から構成。
2008年に発行されたパンフレット
「コンポステラ★星の広場で」を再構成してリリースされたもの。
そのパンフレットは持っていないので、
初めて目にする内容がほとんどでした。
篠田昌已さんは、生活向上委員会、じゃがたら、
コンポステラ、東京チンドンなど多岐にわたる活動を
行ったサックス奏者です。
篠田さんは、残念ながら、1992年に34歳の若さで他界。
私としては、じゃがたら、コンポステラでの
演奏を観ており、音源も所有していて
ほんと大好きなミュージシャンです。
そして本書で、多くのことを知り、
演奏を聴いていた頃を、懐かしく思い出しました。
いつまでも曲は残っていき、
まだまだ多くの方が聴くことになることと思います。
久しぶりに、コンポステラを聴こうと思います。
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今日の本「勝利は10%から積み上げる」(張栩/朝日文庫:2022年) [本]

今日の本「勝利は10%から積み上げる」(張栩/朝日文庫:2022年)

オビには「直感は経験によって磨かれる」とあります。
久しぶりに、朝日文庫を手にしました。

著者は張栩先生。五冠、グランドスラムを達成されている
九段の囲碁棋士です。
他にも、詰碁などの著作があります。

本書、7章から構成。
2010年にリリースされた単行本が文庫化されたもので、
「文庫版まえがき」が加えられ、表紙が代わっています。
単行本でリリースされた当時の
張栩先生の考えをまとめた内容。
囲碁棋士であり、囲碁を軸とした思考なのですが
人としても生き方、他の競技、仕事などにも通じる
内容であり、とても興味深いものでした。
例えば、「一見何の関連もなさそうに思えても、
世の中のことすべてが自分の成長のきっかけになる」
といったことが書かれています。
なるほどと思いました。
また、あとがきには、「惜福」という言葉があげられていました。
本書の最初にもある、幸田露伴の「努力論」にある言葉です。
深いですね。
勉強になりました。
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今日の本「時計遺伝子」(岡村均/ブルーバックス:22年) [本]

今日の本「時計遺伝子」(岡村均/ブルーバックス:22年)

「からだの中の「時間」の正体」との
サブタイトルのついた一冊。
オビには「生体リズムを知る巧妙なメカニズムが見えてきた!」
とあります。「1日4分世界標準の科学的トレーニング」に引き続き、
ブルーバックスを手にしました。

著者は岡村均氏。京都府立医科大学、神戸大学医学部等を経て、
現在は京都大学名誉教授。
他にも著作がありますが専門書です。

本書、10章から構成。
著者である岡村均先生が、これまで自身で研究してきた
時計遺伝子の全体像を、最新の情報も含めてまとめた内容。
時計遺伝子がどこにあるのか、時間情報がどのように
伝わるのか、からスタートし、
さらに、生活習慣病と時計遺伝子との関係についても
言及されています。
人が人工的な照明の中で夜間も活動を行っているのは
ここ100年くらいでしょうか。
それまでの膨大な時間の中では、
昼間のみの活動だったわけで、
現在は、24時間の生体リズムが少々狂う傾向に向かっているようです。
基本的には、昼間に活動して、夜はしっかり睡眠をとる
生活のリズムをキープしたいものです。
そして、まだまだ解明の途上にある時計遺伝子。
今後の研究が気になります。
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今日の本「望郷太郎 8」 (山田芳裕/講談社:23年) [本]

今日の本「望郷太郎 8」 (山田芳裕/講談社:23年)

「へうげもの」の終了後にスタートした「望郷太郎」。
なんともう8巻になります。
「へうげもの」は全25巻。
「望郷太郎」はどこまでいくのか?
さて7巻には「2023年春」とアナウンスされていましたが、
この8巻、少し早めのリリースでした。
オビには、「価値の転覆。」とあります。

マリョウの選挙に出る太郎、パル、ハッタの3人。
しかし対抗勢力はかなり強大であり、
票の積み上げを図る太郎らは、
刺客に命を狙われることに...
かなり混沌とした選挙戦になってます。
太郎らは当選できるのか??
相変わらず予測不能な展開にわくわくしますね。
そして、政治~金~宗教のつながりというのは、
今も昔も未来も変わらないのか?
さて、次のリリースは2023年夏とのこと。予告には
「弱肉強食の大祭開幕!!!」とあります。
かなり先ですが、今後の展開がさらに楽しみです。
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今日の本「キャプテン2 7」(コージィ城倉/ジャンプコミックス:23年) [本]

今日の本「キャプテン2 7」(コージィ城倉/ジャンプコミックス:23年)

「プレイボール2」が終了したため、コージィ城倉さんの連載は
「キャプテン2」に一本化。
連載が「グランドジャンプ増刊むちゃ」から「グランドジャンプ」に
移行したため、単行本化が加速しています。
今月リリースされた第7巻を手にしました。

7巻のタイトルは「何かが違う底力の巻」。
本巻、地区予選の初戦、谷原との試合の続きからスタート。
コールド勝ち目前でのピッチャー交代。
マウンドには1年生の近藤が。
波乱の展開にはならず、無事近藤が谷原を抑え、
墨高は初戦をコールド勝ち。見事です。
続く第二戦の相手は、川北。
7巻は、この試合の途中、
墨高が先制したシーンで終了。
結果は、次巻に持ち越しです。
今後の展開が楽しみですね。
次巻は3月発売予定とのことです。
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今日の本「世界の音」(郡司すみ/講談社学術文庫:22年) [本]

今日の本「世界の音」(郡司すみ/講談社学術文庫:22年)

先日読んだ「ル・コルビュジエ」に引き続き、
講談社学術文庫を手にしました。
サブタイトルは「楽器の歴史と文化」であり、オビには、
「石器時代、人はマンモスの骨で、どんな音を奏でたのだろう?」
とあります。

著者は郡司すみさん。国立音楽大学名誉教授であり、
国立音楽大学楽器学資料館初代館長とのこと。
2019年に他界されています。

本書、11章から構成。
本書は1989年にリリースされた「世界の楽器入門」が
改題されて再リリースされたものです。
文庫化にあたり、森重氏の解説が追加されています。
本書は、サブタイトルにあるように、
楽器について、様々な視点から分類し、解説する内容。
子供のころに習った音楽、楽器は、
西ヨーロッパで確立された体系的なものでした。
私が体系的な音と異なる音を知ったのはウードでした。
本書では、体系的な音に限らず、世界の音について
まとめられており、とても興味深く、
まだまだ知らないことが多いと、改めて感じました。
また、10章では、「エ」の音は洋の東西を問わず
 嫌われているように思えるのである
との記載があり、これも初めて知りましたね。
入手困難な本が多いのですが、
著者の係る他の書作も気になるところです。
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