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今日の本「日本の電機産業はなぜ凋落したのか」(桂幹/集英社新書:23年) [本]

今日の本「日本の電機産業はなぜ凋落したのか」(桂幹/集英社新書:23年)

「体験的考察から見えた五つの大罪」との
サブタイトルのついた一冊。
オビには「作家 江上剛氏 推薦! 電機産業の「失敗の本質」を
見事の捉えた本書は、日本経済の未来への指針である」
とあります。

著者は桂幹氏。TDK退職後、事業を引き継いだイメーション社に転職。
その後、事業撤退によりイメーション社を退職。
本書が初の著作とのこと。

本書、6章から構成。
最初の5章にて、日本の電機産業の凋落を
著者の体験を踏まえて、5つの罪として考察し、
最後の6章で、今後への提言を示すという内容。
著者の父はシャープの元副社長であり、著者自身はTDKで
日本とアメリカで勤務しており、
日本の電機産業の凋落の現場を的確に捉えていると
思えました。
私も以前はメーカ勤務であったため、
同意できる部分が多かったです。
職場の公平性は確かになかったですし、
管理職にリスク回避の体質がありましたね。
とにかく保身に走る人が多かったような...
これではだめですね。
根本から変えないと、日本に未来はないと思います。
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