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今日の本 「戦略的「知財経営」の羅針盤」 [本]

今日の本 「戦略的「知財経営」の羅針盤」(正林国際特許商標事務所/現代書林:22年)

「知財評価から見た日本の将来」とのサブタイトルのついた一冊。
知財に係る書籍であり、図書館で目にして気になったので、
手にしました。

著者は、正林国際特許商標事務所となっており、
正林国際特許商標事務所に所属する方々らによる
共著になっています。

本書、5章から構成。
経営において、重要性が高まっている知財評価について
解説する内容です。
「知的財産立国」が明言されてから、もう20年が経ちますが、
知財評価が正当に行われているとは、まだまだ言えない状況に
あると思えます。
特許に記載された技術を評価するには、
記載された技術を正しく理解する必要があり、
その点が知財評価を難しくしていると感じます。
無形資産である知財の正当な評価なしに
知財経営はあり得ないので、知的資産の正当な評価を
クリアしないといけないです。
近年は、「経営デザインシート」の活用が進められており、
徐々に知財評価の困難性はクリアされつつあるようです。
知的資産の正当な評価と共に、特許権侵害訴訟における
賠償額が増加してほしいものです。
さて、本書により初めて知ったのですが、
「IPランドスケープ」は、正林国際特許商標事務所が
保有する登録商標であるとのこと。
これは知らなかったです。
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