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今日の本 「「本をつくる」という仕事」 [本]

今日の本 「「本をつくる」という仕事」(稲泉連/ちくま文庫:2020年)

オビには「本の舞台裏はこんなに熱い!」とあります。
ユニークな表紙にも惹かれ、興味を持って手にしました。

著者は稲泉連氏。作家であり、多くの著作があります。
私が稲泉氏の著作を読むのは初めて。

本書、8章から構成。
2017年にリリースされた単行本を文庫化したもの。
解説は武田砂鉄さんです。
本書は、「本づくり」の舞台裏で活躍されている方々を
取材してまとめたもの。
その方々とは、書体、製本、活版印刷屋、校閲、
紙作り、装幀、海外エージェント、童話作家です。
本を月に2~3冊は読んでいますが、
このような本の製作の舞台裏は知らなかったですね。
このような方々がいなければ、
本が製作されることはなく、
書店に本は並ばないのです。
特に気になったのは「校閲」。
この章は、
「校閲は出版社の価値であり、良心である」
との言葉で締められています。
一冊の本の重さが感じられる言葉です。
稲泉氏の他の著作も読んでみたいですね。
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