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「米欧中への外国出願に耐え得る明細書の作成(続編)」 [その他]

「米欧中への外国出願に耐え得る明細書の作成(続編)」

1か月半ぶりに弁理士会の研修会に参加しました。
今回もオンラインです。
今回のタイトルは「米欧中への外国出願に耐え得る明細書の作成(続編)」、
昨年開催された研修の続編。
昨年の研修は抽選で漏れたため、残念ながら未受講。
続編ですが、前回未受講者も理解可能とのことでしたので受講しました。

講師は、弁理士の立花顕治先生。
以下のテーマの順に解説いただきました。
 ・明細書作成概論 ・クレーム概論 
 ・外国大手企業の書くクレーム
 ・外国出願概論 ・翻訳 ・外国出願用明細書作成
 ・機能的記載 ・現地代理人とのコミュニケーション
 ・補正
日本ではOKでも、外国では認められていない規定が
たくさんあります。
ちょこちょこ海外出願をしているものの
まだまだ認識できていないルールがいろいろありました。
今後の海外案件において、注意したいと思います。
いきなりすべてに対応するのは難しそうですが...
さて、コロナのため、研修会はほぼオンライン限定です。
今後も時間が許す限り、研修会には参加していきたいです。
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「弁理士のための事業戦略の基礎知識」 [その他]

「弁理士のための事業戦略の基礎知識」

今年の3月以来、4か月ぶりに弁理士会の研修会に参加しました。
3月は現地参加でしたが、今回はオンラインです。
今回のタイトルは「弁理士のための事業戦略の基礎知識」、
サブタイトルは「事業戦略論からみた知財」です。

講師は、弁理士であり、大阪工業大学大学院 知的財産研究科
教授である小林昭寛先生。
研修は、「講義のねらい」を話された後、
以下の5つのテーマの順に解説いただきました。
・企業間競争と業界間競争
・事業戦略とは
・経営資源としての知的財産
・差別化戦略と知的財産
・事業経済性と知的財産
VRIO分析、コアコンピタンス分析、
そしてポーターさんや、コトラーさんの経営理論に
知財を絡めた講義で、とても興味深い内容でした。
特に、差別化、模倣困難性の構築には知財以外にも
ありうるという点が特に気になりましたね。
コロナのため、研修会はほぼオンライン限定ではありますが、
今後も時間が許す限り、研修会には参加していきたいと思います。
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「産業応用フォーラム」(オンライン) [その他]

「産業応用フォーラム」(オンライン)

そもそもは東京の会場とオンラインの双方での開催が
予定されていた電気学会の産業応用フォーラム。
宣言中なため、オンラインのみでの開催となり、
久しぶりにオンラインの講演会に参加しました。
フルタイトルは「産業応用フォーラム 続:研究・開発・設計
・評価に役立つ!  モータドライブ機器のキーコンポーネントと
開発ツールの基礎技術と最新動向」
となっています。
講演は以下の5件。
1. パワーデバイス ~ IGBT モジュールのインバータ適用の勘所
   湯川文夫(富士電機)
2. 電流センサ ~ パワエレ用電流センサの基礎と最新動向
   宮本準二(甲神電機)
3. フィルムコンデンサ ~ 意外と知らない基礎知識と技術動向
   小山隆平(指月電機製作所)
4. オシロスコープ ~ 最新の高効率モータドライブ計測技術
   宮崎強(テクトロニクス)
5. ネットワーク ~ システム化の基盤技術の基礎と動向
   元吉伸一(日本プロフィバス協会)
最近のパワエレ関連の技術の基本と最新の動向についての講演。
興味深い題目が並んでいたので参加。
ただ、ベーシックな内容を含む講演だったためか、
それほど聴講者は多くなく、関係者を除くと40名程度。
総定員は250名でしたので、1/5以下でした。
私としては、幅広くこの分野の知識を得られたので
参加してよかったです。
オンライン参加はあまり好きではないのですが
またこのような講演があれば参加してみたいです。
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「改正意匠法の使い方!」 [その他]

「改正意匠法の使い方!」

昨年の12月以来、3か月ぶりに弁理士会の研修会に参加しました。
宣言が出たため、しばらく研修会がなかったので。
今回のタイトルは「改正意匠法の使い方!」、
サブタイトルは「新しい関連意匠・空間デザイン・画像の登録と、
新しい意匠と商標との関係」です。

講師は、弁理士である松井宏記先生。

研修は、以下の5つのテーマから構成。
 ・画像の意匠 ・空間デザイン
 ・関連意匠  ・出願戦略編 ・商標との関係
意匠、商標に関わることがほぼないため、
改正後の出願状況、出願戦略などについて
とても勉強になる内容でした。
改正により、出願の幅が広がったため
戦略そのものを大きく見直さなければならないようです。
日本での内装意匠は「住宅」が多いとのことですが、
今後の出願の動向にも注意したいですね。
コロナのため、研修会の開催はまだ限定的ではありますが、
今後も時間が許す限り、研修会には参加していきたいと思います。
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「知的財産セミナー2021」(オンライン) [その他]

「知的財産セミナー2021」(オンライン)

昨年は名古屋観光ホテルで開催された日本弁理士会東海会開設日記念
「知的財産セミナー」。今年も当初は会場での開催が
予定されていたのですが、オンラインでの開催に変更。
オンラインで参加しました。
タイトルは、「日本が誇る100年企業の知的財産戦略
<未来へのヒントを探る>」です。
http://www.jpaa-tokai.jp/topics/detail_605_0_0.html
本セミナーは、基調講演と3つの講演から構成。
基調講演「日本企業の知的財産戦略を支える特許庁の取組」 
  講師 特許庁 特許技監 岩崎晋氏
講演1「100年の歴史が育んだスズキの知財」
  講師 スズキ株式会社 法務・知財本部 知的財産部長 阿部俊明氏
講演2「事業多角化とグローバル展開を支えてきた日本ガイシの知財活動」
  講師 日本ガイシ株式会社 知的財産部長 松川清臣氏
講演3「ブランド力の向上を目指したヤマハの知財活動」
  講師 ヤマハ株式会社 技術本部 知的財産部長 小杉直弘氏
いずれも興味深い講演でした。
特に気になったのは、スズキの知財部の取り組み。
・社内発明王へのバックアップ
社内発明王へのキャリアプランを明確化するために
創意工夫が継続できるような業務改善と適正配置を実施していること。
これは素晴らしい取り組みだと思います。
特許は書く人は書きますが、書かない人は全く書かないように
思います。
私もわりと特許を書いていたのですが、そのときの知財の対応は
スズキさんとは真逆の対応でしたね。
同じ人ばかり出願しないように と言われましたから...
さらに出願の多い人に対する特許表彰の制度も廃止されました。
なんとも残念な感じでしたね。
さて、今年はオンラインでしたが、
またこのような機会があれば、ぜひ参加したいところです。
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「写真の利用に関する法的問題」 [その他]

「写真の利用に関する法的問題」

今年の2月以来、10か月ぶりに弁理士会の研修会に参加しました。
コロナの影響で3月以降、ほぼ研修会がなかったので。
今回のタイトルは「写真の利用に関する法的問題」です。

講師は、弁護士である齋藤亮介先生。

誰もがいつでも写真を撮れ、また撮られ、
SNS等で写真を利用する場面が拡大している中、
写真利用の法的アプローチ、思考の枠組みの理解について
・人を被写体とする写真の利用が問題となるケース
・物(建造物)を被写体とする写真の利用が問題となるケース
を重点的に解説いただきました。
日頃、特許について関わる仕事が多いため、
肖像権、パブリシティ権、著作権といった権利の
判例を目にする機会は少ないです。
そのため、これらの権利の判例を中心に解説いただいた本研修会は
よく知らない分野であり、とても有意義でした。
このような権利の判例に触れる機会を
増やしていきたいです。
コロナのため、研修会の開催はまだ限定的ではありますが、
今後も時間が許す限り、研修会には参加していきたいと思います。
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「第1回知財交流会」 [その他]

「第1回知財交流会」

今年度としては初めての開催となる「第1回知財交流会」に
参加しました。
今回は、会場開催とオンライン配信の両方で行われました。
今回はのテーマは、「中小企業を元気に!と考えている方に
お知らせしたい知財の有効活用法」です。

講師は、国立大学法人山口大学 学長特命補佐(知財戦略担当)
教授で、山口大学顧問弁理士である佐田洋一郎先生。
多くの事例を示す具体的な製品を会場にお持ちいただき
実例に沿って解説いただきました。
経験豊富な先生による、具体的な事案に基づいた解説は
とてもわかりやすく、すぐに納得できる内容でした。
先生にお話しいただいた
・技能を技術化する
・改善意識を持つ
という視点を常に意識していきたいです。

コロナの影響で、12月に第1回の開催となった
今年度の知財交流会。今後も開催されるようですので、
また参加したいと思います。
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「東南アジアの知的財産 活用と実務 ~タイ~」 [その他]

「東南アジアの知的財産 活用と実務 ~タイ~」

先月に引き続き、大阪工業大学 知的財産研究科が主催する
関西知的財産セミナーに行ってきました。
本セミナーは、大阪工業大学の梅田キャンパスにて定期的に開催されるもので、
知財の学びの機会を一般に提供するという主旨のセミナーです。
今回はのテーマは、「東南アジアの知的財産 活用と実務 ~タイ~」で
サブタイトルは「ASEANは多様性国家の集合体」です。
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講師は、S&I International Bangkok Office代表である井口雅文先生。
6部構成の資料をいただきましたが、
それは6時間コースの資料ということで、
ポイントのみを圧縮して講義いただきました。
気になったポイントは、タイの特許法の改正。
審議中であり、施行時期はまだ不明ですが、
かなり日本など他国の制度に近い内容に改正されそうです。
タイを含む東南アジアへの出願は、今も日本からがかなりの割合を
占めている状況。
ASEAN諸国の知財の動向には今後も注意したいです。

コロナの影響で、9月から始まったが今年度の関西知的財産セミナー。
今後もセミナーは開催されるようです。
また参加したいと思います。
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「巡回特許庁 in KANSAI」(グランフロント大阪) [その他]

「巡回特許庁 in KANSAI」(グランフロント大阪)

昨日に引き続き、知的財産関連のセミナーに参加しました。
参加したのは、今年の「巡回特許庁 in KANSAI」におけるメインセッションです。
https://junkai-jpo2020.go.jp/kansai.html
コロナの影響で今年の開催はあるのかなと思っていましたが、
無事開催されました。
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主催者挨拶、来賓挨拶に引き続き、メインセッションがスタート。
タイトルは「リチウムイオン電池が拓く未来社会」で
講演者は、ノーベル化学賞を受賞された吉野彰先生。
コロナで、間隔を空けて椅子が配置された客席は満席。
ストックホルムでのノーベルレクチャーをベースに
知財の話題を含めたという内容の講演でした。
旭化成において発明を完成させたため、
受賞における発明の認定は、論文ではなく、
特許だったのではとのこと。
確かに出願日で、少なくとも発明の日は認定されますね。
今後のサスティナブル社会におけるリチウムイオン電池の
活躍に期待したいです。
今回は、ノーベル化学賞を受賞された吉野先生の話が
生で聴けてよかったです。
このような機会があれば、また参加したいところです。
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「令和2(2020)年著作権法改正にかかる説明」 [その他]

「令和2(2020)年著作権法改正にかかる説明」

ずいぶん久しぶりに、大阪工業大学 知的財産研究科が主催する
関西知的財産セミナーに行ってきました。
本セミナーは、大阪工業大学の梅田キャンパスにて定期的に開催されるもので、
知財の学びの機会を一般に提供するという主旨のセミナーです。
今回はのテーマは、「令和2(2020)年著作権法改正にかかる説明」、
配布資料のタイトルは、「著作権行政をめぐる最新の動向について」です。
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講師は、文化庁著作権課長である岸本織江先生。
セミナーは以下の2部から構成。
・令和2年著作権法改正について
・その他著作権行政の課題について
今年成立して公布された法律は
・インターネット上の海賊版対策の強化
・著作物の円滑な利用を図るための措置
・著作権の適切な保護を図るための措置
の3項目となります。
リーチサイト対策については、来月10月1日から施行とのこと。
リーチサイトについては、特に問題視されていますね。
特許、意匠、商標についての改正は、わりとチェックしているのですが
著作権法についてはあまりチェックしていなかったので
最新の改正についての知識がまとめて得られてよかったです。

コロナの影響で、本セミナーが今年度の関西知的財産セミナーの第1回目。
今後、いくつかのセミナーが開催されるようです。
また参加したいと思います。
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「産学連携の実情と、成功に導くヒント!」 [その他]

「産学連携の実情と、成功に導くヒント!」

私としては、2月最初となる弁理士会の研修会に参加しました。
今回のタイトルは、「<産学連携の最前線>産学連携の実情と、
成功に導くヒント!」です。
またサブタイトルは、~なぜ十分な成果が得られないか、
どうすれば成功に導くことができるか~現場でのリアル~
となっています。今回は東京開催の配信に参加しました。

講師は3名。この研修会の主催であるアカデミアチームワーキンググループの
WG長を務める吉村俊一先生、JST広域関東圏マッチングプランナーである
二階堂知己先生、山口大学知的財産センター東京所長の弁理士である佐田洋一郎先生。
各講師が以下のテーマで講演。
・アカデミアとの絆 弁理士による産学連携支援
・産学連携にかかるJST事業の紹介
 ~アカデミアを身近に/知財の力を!~
・知財支援者に知って頂きたい産学連携活動の大学のリアルな実情
最初のテーマは導入部で10分程度、その後のテーマは45分、
80分という時間配分でした。
大学のリアルな実情としては、例えば、
・特許の寄与率とは別に持分比率を下げて経費を減らす
・共同研究の開始前にまずは単独出願
といったことをお話しいただきました。

私としては、ほとんど聴く機会のない産学連携活動の大学サイドの実情に
係る話が聴け、とても有意義でした。
機会があれば、産学連携活動に関わりたいです。

今後も時間が許す限り、研修会には参加していきたいと思います。
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「リーガルテック企業の事業戦略と知財戦略」 [その他]

「リーガルテック企業の事業戦略と知財戦略」

1月の最終週。
私としては、今年になって最初となる弁理士会の研修会に参加しました。
今回のタイトルは、「リーガルテック企業の事業戦略と知財戦略」です。

講師は2名。弁護士ドットコム株式会社クラウドサイン事業部に所属する
橋詰卓司先生、そして株式会社日本法務システム研究所CEOで、
弁護士である堀口圭先生です。

本研修は、大阪弁護士会、日本弁理士会関西会、公認会計士協会近畿会が
主催する令和元年度ベンチャーを支援する人材育成セミナーとしての開催。
講義は、それぞれの先生がおよそ45分行いました。
まずは、橋詰先生が上場に関わった経験などを踏まえて、
ベンチャー法務の悩みどころ、士業の皆様への期待について
お話しいただきました。
堀口先生には、契約書の作成・起案をAIがサポートする
業務効率化システム「LAWGUE」の開発の経緯、そして知財戦略なども
お話いただきました。
私としては、ほとんど聴く機会のないリーガルテック企業の事業に
係る話が聴け、ベンチャー企業のニーズなどが理解できて
とても有意義でした。

今後も時間が許す限り、研修会には参加していきたいと思います。
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「クレーム解釈」 [その他]

「クレーム解釈」

関西特許研究会、明細書実務研究班の会合に行ってきました。
今回は第5回目。輪読としては第4回目です。
テーマは、「クレーム解釈を学び直す」です。
「特許権侵害判断認定基準第2版」の著者である永野先生は
今回お休みでした。

この会合の目的は、
・特許出願書類(特許請求の範囲、明細書、図面)の作成能力向上
で、クレーム解釈のバイブルと言われている、
「特許権侵害判断認定基準第2版」に沿って、
クレーム解釈を基本から学び直すという内容になります。
今回の輪読第4回は、本書の第2章3節「明細書の記載の参酌に基づく
「特許発明の技術的範囲」の認定」(89~126頁)について、
今回の担当である先生が作成されたレジメを基に解説しつつ、
参加者で議論を行いました。
発明の論理構造に基づく特許発明の技術的範囲の認定の箇所では
有名な判例、「餅」事件について議論しました。
次回の第6回は、3月末くらいに開催予定とのこと。

さて、今後もいろいろな会合が予定されています。平日夜の開催であり、
参加の機会は限られますが、今後も、できる限り参加したいです。
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「知的財産セミナー2020」(名古屋観光ホテル) [その他]

「知的財産セミナー2020」(名古屋観光ホテル)

日本弁理士会東海会が主催する知的財産セミナー2020に
行ってきました。
http://www.jpaa-tokai.jp/topics/detail_571_0_0.html
タイトルは、「迫り来る近未来の社会変革と知的財産戦略
<企業に貢献する知財>」です。
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主たる聴講目的は、トヨタ自動車の知財活動の話が聴けるからです。
定員は600名で、ほぼ満席。
3部構成で、各部の講演は以下となっています。
第1部「CASEとMaaSが変革する自動車開発や産業構造のありかた」
講師 野辺継男(Intelダイレクター兼名古屋大学 未来社会創造機構 客員准教授)
第2部「クルマを取り巻く環境変化を踏まえたトヨタ自動車の知財活動」
講師 川越健司(トヨタ自動車(株)知的財産部知財推進室 室長/弁理士)
第3部「任天堂の基本戦略を支える知的財産部の取り組み」
講師 西浦光二(任天堂(株)知的財産部 製品保護G グループマネージャー/弁理士
トヨタさんの講演ですが、以前に2度ほど聴講したときの講師は、
飯田陽介氏でしたが、今回は川越健司先生でした。
講演の内容は、4項目から構成。
・自動車メーカとしての知財活動、・モビリティカンパニーとしての知財活動
・事例紹介(HVの戦略特許活動)、・今後の課題
以前は、出願から1年半を経過して公開された内容で、特許マップを作成しても
情報が古いということで、「兆し解析」を取り入れているということを
話されていたのですが、今回はそういった活動の話はなく、
知財バランスシートについての活動や、専門組織の新設、
特許ポートフォリオの見直しなどをお話いただきました。
また、配布資料はなかったのですが、HVの戦略特許活動の経緯は
とても興味深かったっです。
またこのような機会があれば、ぜひ参加したいところです。
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「令和元年度特許法等改正説明会」 [その他]

「令和元年度特許法等改正説明会」

今週もやや暖かい日が続いています。
私としては、12月2度目の弁理士会の研修会に参加しました。
今回のタイトルは、「令和元年度特許法等改正説明会」、
法改正の説明会であり、必修の研修。
昨年末から必修の研修が増えています。

今回、必修ですので1日に2度の開催。
開催日が他にもあるためか参加者はやや少なめでした。
講師は2名。特許担当の方と、意匠等の担当の方で
各法で分担されて説明いただきました。
特許法の改正は2項目。
①査証制度の創設、②損害賠償額算定方法の見直し
そして意匠法の改正は3項目。
①保護対象の拡充、②関連意匠制度の見直し
③その他(存続期間の変更、間接侵害の対象拡大等)
商標法は以下でした。
・公益著名商標に関わる通常使用権の許諾制限の撤廃
・国際商標登録出願に係る手続補正書の提出期間の見直し
最も大きな改正は意匠法でしょうか。
意匠法に係る機会は少ないのですが、
注意したいと思います。
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「AI/IoT時代のコンピュータ関連知財の保護」 [その他]

「パテントセミナー2019」(日本弁理士会関西会)

日本弁理士会関西会が主催するパテントセミナー2019に
行ってきました。
http://www.kjpaa.jp/ipsa/seminarinfo/patentseminar
9月~年末にかけて毎年開催されている本セミナー、
毎年1回程度は聴講しており、今年はこれが最初(で最後)。
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今回聴講したテーマは、応用編第4回で
「AI/IoT時代のコンピュータ関連知財の保護」。
定員は230名。満席ではありませんでしたが、
100名程度とかなりの聴講者でした。
講師は、弁理士の松下正先生。
講義は2時間半で、2部構成。
まずはAI/IoT技術の概論、知財分野の最近の動向をお話しいただき
その後は、各法(特許、著作権、不正競争防止法、意匠、商標)
における留意点を解説いただきました。
私はまだAI特許の明細書に関わったことはないのですが、
どこを押えてどう権利化するのかの事前検討が重要と
感じました。
さて、今年のパテントセミナーの受講はこれで終了。
次は来年ですね。
(他の階ではガンダムのイベント?)
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「農畜産物及び農畜産物の加工品の知的財産権による保護」 [その他]

「農畜産物及び農畜産物の加工品の知的財産権による保護」

今週はやや暖かい日が続き、天気もよかったですね。
私としては、12月は初めての弁理士会の研修会に参加しました。
今回のタイトルは、「農畜産物及び農畜産物の加工品の
知的財産権による保護」です。

講師は弁理士である中嶋和昭先生。

研修会は、以下の4テーマから構成。
・農林水産省の知的財産戦略
・特許権による保護
・品種登録制度(種苗法)
・地理的表示の保護制度
後半の2テーマを重点的に解説いただきました。
あまり馴染みのない種苗法。
商標とは並び立たない制度なので
権利化の際、長期的な視点での考慮が必要なようです。
近年では、品種名を記号的なもので登録される方が
多いとのこと。
種苗法と商標に関わることがあれば注意したいです。

今回も、いろいろ学ぶことがありました。
今後も時間が許す限り、研修会には参加していきたいと思います。
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「コクヨの知的財産活動」 [その他]

「コクヨの知的財産活動」

早いもので11月ももう最終週。
私としては、11月2回目となる弁理士会の研修会に参加しました。
今回のタイトルは、「コクヨの知的財産活動」、
サブタイトルは~知財でロングセラー製品を育て守る~です。

講師は、コクヨ株式会社 法務部 弁理士である黒田智子先生。

研修会は以下の3部とまとめから構成。
・コクヨの紹介
・ロングセラー製品を育て、守る
・効率的な部門経営
コクヨさんといえば、オフィス家具なども生産されておりますが
よく知られているのは文房具。
ロングセラーのキャンパスノートは、学生のころから今も使っております。
今回は文房具の知財をいかに構築し、そして模倣品対策をどうするのか
といった内容でお話しいただきました。
先日、模倣品対策のお話を伺ったニコンさんとは少々異なり
文房具の模倣品対策で比重が高いのは、展示会での
模倣品撤去なようです。
中国の展示会にて模倣品を見つけ、事務局に申請して
模倣品を展示から撤去いただくという流れ。
即効性はありますが、なかなか大変なようです。
私として、模倣品対策に関わったことはないのですが、
少なくとも、生産、販売に関わる地域においては
しっかり特許、意匠、商標等の権利化を進めていきたいと思います。
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「クレームドラフティング」 [その他]

「クレームドラフティング」

先週、「クレーム解釈」のテーマにて開催された
関西特許研究会、明細書実務研究班の会合に参加したばかりですが、
今週は、関西特許研究会、クレームドラフティング研究班の会合に
行ってきました。この会合は、今年4度目の参加となります。
今回のクレームドラフティングは、現実に権利化された案件からの出題でした。

この会合の主な目的は、
・クレーム起案+ディスカッションにより気付きを得ること
まず、参加申し込みを行うと課題が配信され、
その3週間後に起案回収。翌日に起案集が配信。
会合当日は、その起案集を持って集合。
参加の人数により、いくつかのグループに分かれて
作成したクレームについて話し合います。
13名が参加した今回は、2つのグループでディスカッションを実施。
そして今回の具体的なテーマは「ステーキの提供システム」。
9月の弁理士会の研修会でも取り上げられた事案。
これをテーマに、いくつか論文も出ております。
今回は当初明細書の範囲を超えずにどう書くか?が課題でした。
作成されたクレームは、皆さん視点が異なり、
多くの気づきが得られ、とても勉強になりました。
日頃、クレームについてディスカッションする機会は
ほぼないので、この会合はとても貴重な機会となっています。
また、今回はいつもの機械分野とは異なるテーマであり
いつもと違った気付きもありました。

さて、今後もいろいろな会合が予定されています。平日夜の開催であり、
参加の機会は限られますが、今後も、できる限り参加したいです。
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「東アジアにおける企業の模倣品対策」 [その他]

「東アジアにおける企業の模倣品対策」

早いもので11月ももう後半。
私としては、11月最初となる弁理士会の研修会に参加しました。
今回のタイトルは、「東アジアにおける企業の模倣品対策」です。
主催は貿易円滑化対策委員会です。

講師は、株式会社ニコン 知的財産企画部で弁理士の髙部育子先生。

研修会は会社紹介に引き続き、以下の3部から構成。
・ニコンと東アジア
・ニコンの模倣品対策について
・東アジアにおける模倣品対策(事例)
どれだけ取り締まりを強化してもなくならない模倣品。
放置すると増える一方であり、
かけた費用に見合う成果が得られるとは限らないようです。
しかし、ブランド価値を落とさないために
模倣品対策は継続しなければならないとのことです。
私として、模倣品対策に関わったことはないのですが、
少なくとも、生産、販売に関わる地域には
特許、意匠、商標等の権利化を進めたいと思います。
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