今日の本 「池上彰の未来を拓く君たちへ」

今日の本 「池上彰の未来を拓く君たちへ」（池上彰／日経ビジネス人文庫:20年）

オビには「なぜ学び続けるのか？いかに働くべきなのか？」
とあります。
日経朝刊のコラム「大岡山通信」が文庫化されたので、
手にしました。

著者は池上彰氏。ジャーナリストであり、現在は東京工業大学特命教授。
もうずいぶん前になりますが、「週刊こどもニュース」のお父さん役として
ご活躍されていました。非常に多くの著作があります。

本書、４部から構成。また、２～４部の終わりには
「教え子との読書会」があります。
興味深いテーマが数多くありました。
最も気になったのは「どうなる日本の基礎研究」です。
日本の科学力はどんどん低下しています。
大隅栄誉教授の言葉「すぐに役に立つ研究ばかりしていては
いけない。すぐに役に立たない基礎研究が、やがて花開く」
は、その通りだと思います。
基礎研究にお金と時間をかける余裕がなくなってきている
現在の日本。なんとかしないとまずいです。
さて、池上さんの他の著作も気になるところですが、
読書会で取り上げられた本も読んでみたいですね。