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今日の本 「探偵は絵にならない」 [本]

今日の本 「探偵は絵にならない」(森晶麿/ハヤカワ文庫JA:2020年)

ハヤカワ文庫の小説としてはチャンドラーの新訳版を
2冊続けて読みましたが、久しぶりに日本の作家の小説を手にしました。

著者は森晶麿さん。アガサ・クリスティー賞を受賞されており、
ハヤカワ文庫からも多数のリリースがあります。
でも私が手にするのは初めて。

本書、浜松市生まれの著者が浜松を舞台にして描いた
ミステリー調の小説で、4話を収録。
失業気味の画家である濱松蒼が主人公。
ちょっとした事件に巻き込まれつつ、行方知れずとなった
同棲相手を出身地の浜松で探す展開。
主人公が浜松で住まわせてもらう友人の小吹蘭都がいい感じ。
冷静なアロマテラピスト。そして組長の息子という設定。
主人公とのやりとりがおもしろいのです。
さて、本書は書き下ろし。
今後も続くのかはわかりませんが、
次作のリリースがあれば読んでみたいですね。
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