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今日の本 「行動経済学の逆襲」 [本]

今日の本 「行動経済学の逆襲」(リチャード・セイラー/ハヤカワ文庫NF:19年)

2016年リリースの単行本を文庫化。
オビでは大竹文雄氏、吉崎達彦氏が推薦分を。

著者はリチャード・セイラーさん。
チャールズさんは、2017年ノーベル経済学賞受賞者であり、
シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネス教授、
そして同校意思決定研究センター理事とのこと。
訳は、遠藤真美さん。解説は根井雅弘さん。

本書、上下の2巻からなり8部34章で構成。
今ではノーベル経済学賞を受賞される方もおられる「行動経済学」。
しかし、この行動経済学、なかなか認知されず、
研究の成果が認められるまで、かなりの苦労があった様子。
1970年からの行動経済学の歴史を、時系列で著者が語る内容。
行動経済学を、成り立ちから俯瞰した知識が得られて
よかったです。行動経済学に興味があったので。
興味深い研究成果がいろいろありましたが、
おもしろく感じたのは、ドラフト指名の不合理。
NFLのドラフト制度。仕組みがかなりユニークです。

さて、しばらく手にしていなかつたハヤカワ文庫NF。
気になる著作がいろいろありましたので
引き続き読んでいこうと思います。
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