SSブログ

今日の本「時計遺伝子」(岡村均/ブルーバックス:22年) [本]

今日の本「時計遺伝子」(岡村均/ブルーバックス:22年)

「からだの中の「時間」の正体」との
サブタイトルのついた一冊。
オビには「生体リズムを知る巧妙なメカニズムが見えてきた!」
とあります。「1日4分世界標準の科学的トレーニング」に引き続き、
ブルーバックスを手にしました。

著者は岡村均氏。京都府立医科大学、神戸大学医学部等を経て、
現在は京都大学名誉教授。
他にも著作がありますが専門書です。

本書、10章から構成。
著者である岡村均先生が、これまで自身で研究してきた
時計遺伝子の全体像を、最新の情報も含めてまとめた内容。
時計遺伝子がどこにあるのか、時間情報がどのように
伝わるのか、からスタートし、
さらに、生活習慣病と時計遺伝子との関係についても
言及されています。
人が人工的な照明の中で夜間も活動を行っているのは
ここ100年くらいでしょうか。
それまでの膨大な時間の中では、
昼間のみの活動だったわけで、
現在は、24時間の生体リズムが少々狂う傾向に向かっているようです。
基本的には、昼間に活動して、夜はしっかり睡眠をとる
生活のリズムをキープしたいものです。
そして、まだまだ解明の途上にある時計遺伝子。
今後の研究が気になります。
230205.jpg
nice!(13)  コメント(0)