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今日の本 「不道徳な経済学」 [本]

今日の本 「不道徳な経済学」(ウォルター・ブロック/ハヤカワ文庫:2020年)

「転売屋は社会に役立つ」とのサブタイトルのついた一冊。
オビには「経済のタブー解禁。」とも。
ハヤカワ文庫NFからおもしろそうな本がまたリリースされていたので
手にしました。

著者はウォルター・ブロックさん。ロヨラ大学教授(経済学)であり、
アメリカを代表するリバタリアン(自由原理主義者)の一人とのこと。
訳は作家である橘玲さん。

本書、一般的には「不道徳」と思われる24項目の仕事などについて
「正義」と「自由」を徹底的に擁護するという内容。
アメリカでは1976年にリリースされ、日本では2006年に単行本が
リリースされています。本書は2度目の文庫化。
訳は「超訳」となっています。
驚きの連続で、とても興味深い論理にはまってしまいます。
ラスト近くの「最低賃金法を遵守しない経営者」など特に。
最低賃金法は、実は「失業促進のための法律」であるというのです。
これだけでは「?」ではありますが、
論理的に説明されると納得なのです。
一般的な常識なんて当てにならないのかも...
さて、ハヤカワ文庫NF。気になる著作がいろいろありますので
引き続き読んでいこうと思います。
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