今日の本 「節約の王道」

今日の本　「節約の王道」（林望／日経プレミアシリーズ057:09年）

えらく大層なタイトル。昨年後半から、長期間にわたり、本屋にて
面出しされている話題の書？
ちょっと興味を持って手にしました。

著者は、林望氏。作家、書誌学者。専門は書誌学、国文学。
ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任とのこと。
著作多数です。

本作、テーマ毎に７章から構成。
　食～お金～交際費～衣服と車～旅行､趣味～教育～住まい
節約方法としては、意外にもオーソドックスな感じ。
オビには、「へそまがり節約術」なんて言葉もあったんですが。
著者のいうところの節約方法が、「へそまがり」であるならば、
一般的な『節約』って何？ という感じでしたね。
（全てを実践できているわけではないのですが．．．）

逆に、違和感のあった箇所も。
趣味に関する記述で、本に関するところ。著者は、
・借りて読むな、買って読め
・人に勧められた本は買わない
・買った本は、売らない、手放さない
これらは、私としては、概ね逆。
図書館にない新刊本は買いますが、予約待ちのない旧作は借りることが多いです。
そして、書評などでお勧めの本、気になるものは手にしますし、
保管場所に限りのある現在、資料として残したい本位外は、手放しますね。
おそらく見返すことのないであろう本は、リサイクルすることで、
新たに手にする人がいたほうが、本にとってもうれしいのでは？
と思うのは私だけ？？

まあ、そうは言っても、「節約法の再点検」には、本書なかなかいいかも。
節約に興味のある方は、気になる章のみでも読んでみてはどうでしょうか。

コメント 6

わたし・・節約得意です。(爆笑)

｢本｣に関する部分ですが、この手の意見にはいつも｢ガクシャ」の特権意識のようなものを感じるのですが・・。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　RUKO


by 末尾ルコ（アルベール） (2010-03-24 00:30) 

金がなければ使えない。あればそれなりに使うというのがわたしの考えなので節約にはほど遠い。本については人それぞれ考えはあるだろうと思う。わたしは話題の書はあまり買わない。買うと大抵失敗する。
by U3 (2010-03-24 06:37) 

あらほんとっ。私もTBMさんと同様にこれだったら逆ですわんっ。趣味や興味の近い友人から借りて回し読みなんてのもあるし〜。よっぽどベタなベストセラーを買うことは少ないですけど、オススメで気になったら手に取っちゃいます。
by FUCKINTOSH66 (2010-03-24 23:36) 

＞RUKO さま、niceとコメントありがとうございます。
おっ、得意ですか！
さて、ガクシャ、モノカキ、確かにそうかもです。
そういう方々は、ど～んと、書庫を自宅に持ってたり
するんですよね、きっと（苦笑）。

by TBM (2010-03-26 00:59) 

＞U3 さま、niceとコメントありがとうございます。
節約しようと思いつつ、財布に金があると使ってしまう．．．
それだけでなく、ネット注文だと限界が見えなかったり（苦笑）。
さて、話題の書。確かに平台山積みの本は、敬遠気味。
書評等チェックして、気になれば買いますが．．．
by TBM (2010-03-26 01:03) 

＞FUCKINTOSH66さま、niceとコメントありがとうございます。
そうなんです。本は、たくさん読まれてこそ、って
思います。
一人にしか読まれなくて、しかも２度と手にされず、
新品同様のまま放置というのは、ちょっとかわいそう
なんて思ってしまいます。
by TBM (2010-03-26 01:06)