今日の本 「問題解決ラボ」（佐藤オオキ／日経ビジネス人文庫:2020年）

今日の本 「問題解決ラボ」（佐藤オオキ／日経ビジネス人文庫:2020年）

「「あったらいいな」をかたちにする「ひらめき」の技術」との
サブタイトルのついた一冊。オビには「「こうなったら面白そう」から
考える」とも。
日経ビジネス人文庫からおもしろそうな本がリリースされていたので
手にしました。

著者は佐藤オオキさん。デザイナーであり、デザインオフィスｎｅｎｄｏ代表。
大学卒業後に、デザインオフィスｎｅｎｄｏを設立されています。
また、多数の著作があります。

本書、５章から構成。2015年リリースの単行本が文庫化されたもので、
週刊ダイヤモンドでの連載がベースになっているとのこと。
世界で仕事されている著者が、デザイン目線で問題を発見して、
解決の糸口を導く方法について語る内容。
各章のサブタイトルは以下。
オオキ流「問題発見」講座～オオキ流「アイデア量産」講座
～オオキ流「問題解決」講座～オオキ流「伝え方」講座
～オオキ流「デザイン」講座
とてつもなく多くの案件を同時進行させているという著者ならではの
デザイン思考がちりばめられており、納得感の高い記述で
驚きの連続でした。特に気になった言葉は以下です。
・「一歩下がる」だけでアイデアは無限に生まれる
・相対評価ばかりしていては差別化できない
・すべてをネガティブとポジティブの両方の目線で見る
さて、佐藤さん、とても多くの著作がありますので
他の著作も読んでみたいところです。