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今日の本 「虐殺のスイッチ」(森達也/ちくま文庫:2023年) [本]

今日の本 「虐殺のスイッチ」(森達也/ちくま文庫:2023年)

サブタイトルは「一人すら殺せない人が、なぜ多くの人を殺せるのか?」
とあります。またオビには「世界は虐殺に満ちている」とも。
久しぶりに森さんの著作を手にしました。

著者は森達也氏。映画監督であり、作家。
映画『A』、『A2』で有名かと思います。
最新作「福田村事件」(初の劇映画)がもうじき公開です。

本書、10章から構成。
2018年にリリースされた単行本を、加筆・訂正して文庫化されたもの。
解説は、武田砂鉄さんです。
オビに記載されているように、世界は今も虐殺に満ち、
繰り返されている。
ナチスのホロコースト、クメール・ルージュの大量殺戮、
関東大震災の朝鮮人虐殺、インドネシア政権による虐殺、
ルワンダ・フツ族のツチ族虐殺...
なぜなのか?
この問いについて、森さんの考えをまとめたのが
本書の内容であり、集団化と同調圧力が
虐殺のスイッチではないかしています。
分かる気がします。
集団化と同調圧力。
虐殺のスイッチがはいらないように、
一人一人がもっと歴史を振り返る必要がありそうです。
映画「福田村事件」、観に行きたいですね。
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