今日の本 「「商品のモノマネ」のルール」 [本]
今日の本 「「商品のモノマネ」のルール」(辻本希世士/PHPビジネス新書095:09年)
-特許・知的財産制度を知って商売繁盛!-とのサブタイトルがついた一冊。
図書館でなんとなく特許関連の書棚を見ていて、手にしました。
およそ2年前のリリース。わりと新書の新刊はチェックしているのですが、
そのときは気付きませんでした。
著者は、辻本希世士氏。監修が辻本一義氏とのこと。
辻本法律特許事務所で、会長と所長とのこと。親子の関係?
さて、本書、モノマネといった視点から知財制度を紐解く一冊。
新規性、進歩性のある特許といったって、真に新しいモノなど
そうあるわけではなく、言葉は少々悪いのですが、どこかモノマネだったりします。
本書は「モノマネ=悪」ではなく、ルールに則って、モノマネ的な要素を
含んでいても、うまく制度を利用しようという解説。
実務をされているだけに、非常に、現実的な内容です。
そして、本書のユニークなところは、かなりのページを割いて、
判例にてモノマネに対するジャッジを解説しているところ。
なかなか一般向けの新書で、このような解説はない気がします。
特許判例には、
・BBS並行輸入事件 ・ウォーキングビーム式加熱炉事件
といった、有名なものも載っていました。
ふと手にして一冊でしたが、ユニークな視点でわかりやすくナイス。
また、こういった本を探してみたいところ。
-特許・知的財産制度を知って商売繁盛!-とのサブタイトルがついた一冊。
図書館でなんとなく特許関連の書棚を見ていて、手にしました。
およそ2年前のリリース。わりと新書の新刊はチェックしているのですが、
そのときは気付きませんでした。
著者は、辻本希世士氏。監修が辻本一義氏とのこと。
辻本法律特許事務所で、会長と所長とのこと。親子の関係?
さて、本書、モノマネといった視点から知財制度を紐解く一冊。
新規性、進歩性のある特許といったって、真に新しいモノなど
そうあるわけではなく、言葉は少々悪いのですが、どこかモノマネだったりします。
本書は「モノマネ=悪」ではなく、ルールに則って、モノマネ的な要素を
含んでいても、うまく制度を利用しようという解説。
実務をされているだけに、非常に、現実的な内容です。
そして、本書のユニークなところは、かなりのページを割いて、
判例にてモノマネに対するジャッジを解説しているところ。
なかなか一般向けの新書で、このような解説はない気がします。
特許判例には、
・BBS並行輸入事件 ・ウォーキングビーム式加熱炉事件
といった、有名なものも載っていました。
ふと手にして一冊でしたが、ユニークな視点でわかりやすくナイス。
また、こういった本を探してみたいところ。
2011-05-12 00:00
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コメント(2)
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どこまでが本家の権利を侵害しない許されるモノマネかの判断が難しそうですね。でもよく「この商品とこの商品のこことここの機能を合わせた別の商品があったらそっち買うのに」とか勝手なこと思ったりします(笑)
by FUCKINTOSH66 (2011-05-12 03:54)
>FUCKINTOSH66さま、niceとコメントありがとうございます。
>「この商品とこの商品のこことここの機能を合わせた別の商品があったらそっち買うのに」
確かに、ナイスな機能を備えた商品、なかなかないですね。
機能ではないですが、日本からは斬新なデザインってのも
出てこないですね。
特に最近は、コスト削減で、部材を共通化するから、
どこのメーカの車もよく似た形ばかり。
モノマネで横並び。売る前から言い訳を考えてる気も(苦笑)。
by TBM (2011-05-14 00:14)