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今日の本 「猫背の目線」 [本]

今日の本 「猫背の目線」 (横尾忠則/日経プレミアシリーズ089:10年)

今年5月に、横尾さんの連作小説集「ポルト・リガトの館」を読みましたが、
今度は、夏に出たエッセイ集「猫背の目線」を手にしました。

本書は、2章から構成。
「TAO」(日本道観)の連載、2007年1月号~2010年5月号までを収録したのが
第1章で、「GYROS」(勉誠出版)の連載、2004年4月~翌3月までを収録したのが
第2章となります。
どちらの本も見たことないです(苦笑)。それゆえ、全て初めて読みました。

横尾さんの考え方というか、生き方、とても納得できる部分が多く好きです。
いくつかピックアップ。
「「嫌なことはしない、好きなことだけする」というのも本能かも知れないが
 それが知らず知らずのうちに自己中心的な考えに染まってしまっている
 場合がある。その時は体の声をよく聞くしかない。頭の声は
 どちらかというと「自己中」を優先する。その時は体に聞けということに
 なるのだろう」

「頭脳も体の中の一器官だけれども、ぼくは体と頭を切り離して考えることが
 多い。頭が介在してくるとどうもややこしい。というのも体はいつだって
 体に対して正直だけれども頭は体から離れて勝手にあれこれ迷う。どうも
 迷うのが好きらしい。 いつも欲得や結果に振り回されている。」

まだまだあるのですが、これくらいにします。
やはり頭で動くのでなく、体が反応する。素直に体の反応に従う。
とても大事だと、常々思っているのですが、頭が先に反応することが
多い気がします。「自然体」が一番なのですが、難しいです、とても。
(表紙はY字路)
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