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今日の本 「世界がわかる理系の名著」 [本]

今日の本 「世界がわかる理系の名著」(鎌田浩毅/文春新書685:09年)

およそ1年前のリリース。見逃していたのですが、ふと興味を持って
手にしました。

著者は、鎌田浩毅氏。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授とのこと。
専攻である火山学以外にも、本書のような教養、もしくは自己啓発の著作も
あるようです。他作にも興味ありですね。

さて、本書。タイトルにあるように、『理系の名著』なるものを14冊ばかり
セレクトし、内容を解説。
そう、確かに聞いたことのあるタイトルが並んでおりますが、一冊も
読んでいないですね(苦笑)。取り上げられたのは、
『種の起原』、『昆虫記』、『雑種植物の研究』、『二重らせん』、
『生物から見た世界』、『大脳半球の働きについて―条件反射学』、『沈黙の春』、
『星界の報告』、『プリンキピア』、『相対性理論』、『銀河の世界』、
『博物誌』、『地質学原理』、『大陸と海洋の起源』の14冊。
この中で、まず読んでみたいと思ったのが、
ユクスキュルの『生物から見た世界』、そしてハッブル『銀河の世界』
でしょうか。しかしながら、『銀河の世界』はどうやら絶版?

また、各書をつなぐ、コラムでも興味深い本を紹介。
ガリレイのところで紹介されたのが『重力のデザイン 本から写真へ』。
この紹介文には「写真家の荒木経惟と森山大道を重力で料理する章が斬新」
とあるのです。いったいどんなことになっているのか??
鎌田浩毅氏の他作とともに、ぜひ手にしてみたい一冊です。
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FUCKINTOSH66

>ユクスキュルの『生物から見た世界』、そしてハッブル『銀河の世界』
これは私も読んでみたいなぁ〜。
こっち側からはまっく想像できないし
見えてないすんごい世界がいくらでもありそう。
by FUCKINTOSH66 (2010-01-30 16:12) 

TBM

>FUCKINTOSH66さま、niceとコメントありがとうございます。
普通の3次元の居間が、他の生物からはこんなに見えてる
という絵が、著作から引用されていて、それがとてもユニーク!
そして、ハッブル。
イケメンで、多趣味だったというハッブル。
ノーベル賞級の研究だったにもかかわらず、死んでしまったため
ノーベル賞もらえず。(生きている人しかもらえないとのこと)
両著、とても興味深いです。
by TBM (2010-01-31 00:20) 

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