今日の本 「対称性とはなにか」

今日の本　「対称性とはなにか」（広瀬立成／サイエンス･アイ新書:11年）

－自然･宇宙のしくみを対称性の破れによって理解する－とのサブタイトルのついた一冊。
オールカラーのサイエンス･アイ新書。手にするのは初めて？
宇宙のしくみにも関連する内容ゆえ、興味を持ちました。

著者は、広瀬立成氏。東京都立大学理学研究科教授、早稲田大学・理工学総合研究
センター教授を歴任し、東京都立大学名誉教授とのこと。
また、専門は、高エネルギー物理学。たくさんの著作があります。

本書、8章から構成。身近にある対称性の話から始まり、徐々に内容は高度に。
最後の8章では、自然界の４種の力～宇宙の始まり へとつながっていく。
本書の半分近くを占める、ラストの3章は、最新の物理学の内容も含まれており
結構難解でした。
しかし本書、冒頭にも書いたようにオールカラーであるのに加えて、
基本的に見開きでワンテーマを語り、片側のページには、図表を配置。
この理解を助ける構成により、ずいぶんと助かりましたね。

超対称大統一理論、そしてダークマターの解明など、まだまだ解明すべき課題が
山ほどある、物理の世界。興味はつきません。

さて、初めて手にした「サイエンス･アイ新書」。
http://sciencei.sbcr.jp/
おもしろそうなタイトルがならんでいます。引き続きチェック。
（本書の紹介は↓）
http://sciencei.sbcr.jp/archives/2011/08/si_130.html