今日の本 「ジョン・コルトレーンインタヴューズ」 [本]
今日の本 「ジョン・コルトレーンインタヴューズ」(シンコーミュージック:11年)
少し前に藤岡靖洋氏による「コルトレーン」を読んだばかりですが、
今年リリースされた、ぶっといインタビュー集を手にしました。
編者はクリス・デヴィート。フリーランス・ライター兼コピーライターとのこと。
で、538ページもある本書ですが、なんと、現存するほぼすべてのコルトレーンの
インタヴュー、関連記事、回顧録、ライナーノーツを網羅しているというのです。
まさに驚きの一冊。
3部構成で、1952年から、死去する1967年まで収録。
付録として、少年時代の友人へのインタビューなども収めてあります。
これを読むと、コルトレーン自身の音楽の取り組みがよくわかってきます。
最初の頃は、とにかく、コード、ハーモニーへ取り組み、
それらを修得した後、リズムへと進みます。
興味深い発言が、随所に登場。
特にラスト近く、1966年に行われたフランク・コフスキー氏によるインタビューが
ナイスです。P415~P454 と実に長い!
気になったところを、ピックアップ。
「哲学を無理矢理押し付けることはできないしね。そういうのは、音楽だけで
十分だから。それに音楽は哲学でもある。ただ、今の私にできる最善のことは
心身の健康を保ち、己を知ることだ。それができたら、あとはひたすら
演奏する。あとは特に何もしない。それで十分伝わるはずだ。自分自身を
知ることができれば、自分があるべき姿で演奏できるようになる。そうすれば
彼らにも届くだろう。音楽にはそういう力がある。影響を及ぼせるんだ。」
深いです、実に...
先にも書きましたが、1967年に死去。70年代までもう少し。
生きていたら、どんな音が鳴っていたのか?
実に残念です。
少し前に藤岡靖洋氏による「コルトレーン」を読んだばかりですが、
今年リリースされた、ぶっといインタビュー集を手にしました。
編者はクリス・デヴィート。フリーランス・ライター兼コピーライターとのこと。
で、538ページもある本書ですが、なんと、現存するほぼすべてのコルトレーンの
インタヴュー、関連記事、回顧録、ライナーノーツを網羅しているというのです。
まさに驚きの一冊。
3部構成で、1952年から、死去する1967年まで収録。
付録として、少年時代の友人へのインタビューなども収めてあります。
これを読むと、コルトレーン自身の音楽の取り組みがよくわかってきます。
最初の頃は、とにかく、コード、ハーモニーへ取り組み、
それらを修得した後、リズムへと進みます。
興味深い発言が、随所に登場。
特にラスト近く、1966年に行われたフランク・コフスキー氏によるインタビューが
ナイスです。P415~P454 と実に長い!
気になったところを、ピックアップ。
「哲学を無理矢理押し付けることはできないしね。そういうのは、音楽だけで
十分だから。それに音楽は哲学でもある。ただ、今の私にできる最善のことは
心身の健康を保ち、己を知ることだ。それができたら、あとはひたすら
演奏する。あとは特に何もしない。それで十分伝わるはずだ。自分自身を
知ることができれば、自分があるべき姿で演奏できるようになる。そうすれば
彼らにも届くだろう。音楽にはそういう力がある。影響を及ぼせるんだ。」
深いです、実に...
先にも書きましたが、1967年に死去。70年代までもう少し。
生きていたら、どんな音が鳴っていたのか?
実に残念です。
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