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今日の本 「名画座番外地「新宿昭和館」傷だらけの盛衰記」 [本]

今日の本 「名画座番外地「新宿昭和館」傷だらけの盛衰記」(川原テツ/幻冬舎:07年)

先日、お気に入りに登録しているFさんのブログにて『単純に面白かったですよ~』と
紹介いただいたのが本書。
書店では見あたらなかったのですが、近所の図書館にありましたので、
速攻で読みました!

著者は、川原テツさん。本書の核となる「新宿昭和館」にて、約20年にわたって勤務。
閉館後、「新宿昭和館」にまつわる出来事や思い出について執筆。
第五回幻冬舎アウトロー大賞 特別賞を受賞とのこと。
川原テツさんHP → http://kawahara-tetsu.com/
(こちらには、「新宿昭和館」の写真あり)

ほんと、Fさんの感想のように、単純におもしろかったです!
笑いあり、涙あり、そして怒りも?
プロローグによると、「映画よりも映画館の方が面白い」との有難くないお言葉を
もらうこともあったという。
中でも、私が最もドキドキさせられたのが、第3章 新宿残侠伝。
熱い時代、でも過ぎれば、感傷がおしよせる。まさにそれが「昭和」なのかも...

さて、「新宿昭和館」、中に入ったことはないけど、その前を通ったことはあるような。
新宿のそちら側、レコード屋に行ったり、その少し先の「模索舎」へ行ったりと
わりと馴染みのあるあたり?
シネコンばかりが幅を利かす昨今。こんな映画館らしい映画館はどんどん無くなる
運命なのでしょうか。
そういえば、一度だけ入ったことのある「亀有名画座」もなくなって10年。
効率ばかりが優先されているような、味気ないシネコンはつまらんです。

一方、大阪を見渡して、残っている映画館らしい映画館といえば、通天閣の近所、
新世界でしょうか? あのあたりは変わらんですね(苦笑)。
私も最近、ぜんぜん行ってないのですが、健在のようです。
ふらっと行ってみるかな?
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