SSブログ

「知財訴訟における裁判所の判断の動向と裁判に拠らない紛争解決」 [その他]

「知財訴訟における裁判所の判断の動向と裁判に拠らない紛争解決」

私としては、12月初めての弁理士会の研修会に参加しました。
今回のタイトルは、「知財訴訟における裁判所の判断の動向と
裁判に拠らない紛争解決」。

講師は弁護士、弁理士である早川尚志先生、そして弁理士である向山正一先生。

講義は以下の2部から構成。
「近時の裁判例に見られる傾向と調停による解決の模索」
「センター判定について」
1部を早川先生、2部を向山先生が担当されました。
1部が約70分、2部が約50分の講義。
特に1部の最近の判決例を基に検討された裁判所の判断の動向が
とても興味深い内容でした。
裁判体ごとの傾向は存在するものの、係属部を当事者は選べない。
裁判所での解決が全てではないため、日本知的財産仲裁センターの
調停、仲裁の活用も手段のひとつとのこと。
ただ、仲裁センターで扱った件数が少なく、信頼感がまだないというのが
現実なようです。
裁判外での解決というのも選択肢のひとつとして
持っておくのがよいようです。

来年2月には、日本知的財産仲裁センター活用の実務セミナーが
開催されるとのことです。
時間が許せばこちらも受講したいです。
nice!(12) 
共通テーマ:資格・学び

nice! 12