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今日の本 「<わたし>は脳に操られているのか」 [本]

今日の本 「<わたし>は脳に操られているのか」(エリエザー・スタンバーグ/インターシフト:16年)

-意識がアルゴリズムで解けないわけ-とのサブタイトルがついた一冊。
どこかの書評で気になり、手にしました。

著者は、エリエザー・スタンバーグさん。イェール大学附属のイェール・
ニューヘイブンホスピタルの神経科医とのこと。
訳は、大田直子さん。

本書、3部、18章から構成。自由意志と道徳的責任に対する
神経科学の脅威と和解について言及する内容。
なにかをしようとする前に、すでに脳がそれを決めているということが
これまでの研究でわかっているのですが、果たして人に「自由意志」は
あるのでしょうか?
本書では、様々な研究結果を考察して、「自由意志」の存在を考察。
その神経科学の発展にについて概説した2部が、特に興味深かったですね。

そして、アメリカでは、2011年に「ライフスタイル ドラッグ」として
プロジビルが11億ドルも売れているという事実も。
脳は、チューニング可能なマシンなのか?
今後もこの分野、道徳的責任の主体性に関する考察が、
気になるところです。
「脳」についての解明、まだまだこれからのようですね。
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