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今日の本 「愛と暴力の戦後とその後」 [本]

今日の本 「愛と暴力の戦後とその後」(赤坂真理/講談社現代新書:14年)

講談社のメールマガジンでの連載をまとめた一冊。
メルマガのほうは、ずっと読んでいたのですが、加筆もあるようで
手にしました。

著者は赤坂真理さん。作家であり、多数の著作あり。
気になっているのですが、まだ他書は未読。

本書、9章から構成。自らの実体験を絡めつつ、
日本の歴史、戦争~憲法~日本語などを考察する内容。
著者と近い年代でありながら、私としては、ほぼスルーしてきたこと。
日本人として、もっと考え、知らねばならないこと、
とても多いです。
知ろうとしても、なかなか本質をつかむのが難しいことも多そうですが...

そんな中、わりとすっと読めるのが、5章「1980年の断絶」。
私が学生であったためか、とても印象深かった80年代。
「何でもあり」になった時代、多様化の時代、というのが私の感想。
音楽でいえば、インディーズが活発化し、
アートでいえば、サブカル、ポストモダンとかほんと多様化した印象。
著者は「1980年に、現在の日本社会の直近の雛形ができるまでの
変動が、始動した気がしてならない」
と記しておりますが、何となくその感触、わかる気がします。

さて、未読ではありますが、著者の大作「東京プリズン」。
最近、文庫化されていますが、実はリリース時に、単行本で購入済み。
何だかへヴィーな印象で、手をつけておりません...
そろそろ読まねば!
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