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今日の本 「世界史をつくった最強の三〇〇人」 [本]

今日の本 「世界史をつくった最強の三〇〇人」(小前亮/星海社新書:11年)

この9月にリリースが開始された「星海社新書」。
その最初の3冊のうちの一冊がこれ。
普段あまり手にしない歴史関連のものを選択しました。

著者は小前亮氏。東京大学大学院在学中より歴史コラムの執筆し、その後、
小説家デビュー。有限会社らいとすたっふ所属とのこと。
多くの歴史小説をリリースされています。
なお、専攻は中央アジア・イスラーム史。

本書、タイトルにもあるように、300人という歴史に名を残す?人物を
ピックアップし、年代順に紹介する内容。
執筆動機は、「歴史のおもしろさを伝えたい」だという。
それ故、趣味的な人選もあるとのこと。
確かに、著者の専攻であった「中央アジア・イスラーム」という地域からの
セレクトがやや多い気も?
そう、そのあたり、世界史の授業でもあまり記憶に残らないところであり、
知らない人がほとんどなのです。

そして、一人一人の紹介ですが、最後の締めの1~2行に、著者のツッコミが
必ず入り、とてもユニーク。
ちょっと紹介すると、例えば、織田信長、
「自分が合理的思考をするものだから、人もそうすると思いこんでいるのである。
 実際には人間は必ずしも最善の選択をするとは限らない。
 頭がいいと思っている人は注意しよう。」
そして、モーツァルト、
「フリーメイソンに加入していたとか、収入は多いのに借金まみれだったとか
 エピソードには事欠かない。天才ゆえに、生活者としては落第であった」
などなど。このような感じで300人が紹介されるのです。
知らない人物であっても、もっと知りたい と思ってしまいます。

そんな著者の歴史小説。ぜひ読んでみたいですね。
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