今日の本 「地頭力を鍛える」

今日の本　「地頭力を鍛える」（細谷功／東洋経済新報社:07年）

－問題解決に活かす「フェルミ推定」－とのサブタイトルのついた一冊。
「地頭力」に「フェルミ推定」、ここ１～２年、よく雑誌なんかでも目にします。
本書はその先陣をきってリリース？ ようやく読みました。

著者は細谷功氏。東芝を経て、ザカティーコンサルティングに入社。
現在、ザカティーコンサルティングディレクターとのこと。

本書、サブタイトルから、「フェルミ推定」の問題集かとも思いましたが、
全然違っていました（苦笑）。
「地頭力」なるものをまず定義し、「フェルミ推定」を引き合いに個々を解説。
　定義：① ３つの思考力（単純に考える､全体から考える､結論から考える）
　　　　② それらのベースとなる「論理的思考力」と「直観力」
　　　　③ すべての基礎となる知的好奇心
　　　の３層構造
「地頭力」→ もともと論理力に優れ、頭の良い人
といったイメージをもっていましたが、トレーニング次第で身につくようですね。

さて、少し話はそれますが、以前読んだ「新学歴社会と日本」によると
東大医学部学生のみをリクルートしているコンサル会社が
「医学の知識のある人間がほしいわけではない。君たちが日本の学生の中で、
　最も地頭がよい人だとわかっているから採用したい」
と、名言していたそうです。
しかし私が人事なら、少し違って、
　・地元のトップの公立高校出身　・現役合格者（浪人はNG、留年はOK）
を採用したいですね。東大に限らず。
浪人や私立出身は、受験テクニックで合格していそうなんで、自分で勉強法を
考えて、最短で合格した公立トップ校出身の現役生ほど、地頭が良いのでは？？
そして留年はOK。多少、寄り道してるくらいが、経験豊富でよさそう。

こんな採用してる人事部門、ないかな？