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今日の本 「サイコロジカル・ボディ・ブルース解凍」 [本]

今日の本 「サイコロジカル・ボディ・ブルース解凍」(菊地成孔/白夜ライブラリー:08年)

-僕は生まれてから5年間だけ格闘技を見なかった-とのサブタイトルのついた一冊
大友良英氏によるONJQに参加していた、菊地成孔氏の格闘技エッセイ集。

著者の菊地成孔氏は、ミュージシャン以外に、東京大学教養学部非常勤講師であり、
文筆家としても活動。現在、多方面にて活躍中。

本書は、2005年に出版された著作の文庫化。
といっても、3年前のリリース時、本書のこと、全く知りませんでしたし、
菊地成孔氏が格闘技好きというのも、知らなかったです。で、思わず手にしました。

内容は、格闘技を離れた5年間前後のエッセイ+対談 という構成。
多才な方だけに、様々な角度からのツッコミがナイス(笑)。
最も注目したのは、「骨法」に関する記述。(以下の引用は、解凍前)
 今でも「あの頃の『格闘技通信』は、まるで『ムー』か『トワイライト・ゾーン』
 みたいだった」と述懐する格闘技ファンも多い
という箇所には、まさにピシャリゆえ、笑ってしまいました。
確かに毎号のように、載ってましたよね。しかもカラー多し。
谷川編集長と頻繁に対談。しかし、骨法、他流試合で結果でず。
谷川編集長は去り、その後、『格闘技通信』に「骨法」が載ることはなかった...
(谷川氏は、「FEG代表」になっちゃいましたが(苦笑))

菊地氏、よほど「骨法」が気になっていたのか、解凍後にも登場します。
その後、「骨法」はどうなったのか? と。
そして、編集担当者の方が、整体道場の側面を強化した「骨法」の姿を
語っていました。
「骨法」、なつかしい響き(笑)。グレイシーに湧く、日本の格闘技の隙間を縫って
突如登場した、怪しい人々?

さて、菊地成孔氏、本書の後、格闘技エッセイ集は出してない? ようです。
リリースされれば、ぜひ読んでみたいですね。
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