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今日の本 「時速250kmのシャトルが見える」 [本]

今日の本 「時速250kmのシャトルが見える」(佐々木正人/光文社新書361:08年)

-トップアスリート16人の身体論-とのサブタイトルのついた一冊。
タイトルとサブタイトル、逆じゃない? な~んて思いましたね。
このタイトル、そしてオビには潮田選手の写真、出版社の意図でしょうか??

そんなことはさておき、本書に登場するトップアスリートの方々だけではなく、
どの世界でもトップに位置する方々は、おそらく一般の人には想像もつかない、
見ることのできない(見たくとも見れない)世界で
戦っているものと、常々思っています。
そんな私の興味に、本書は応えてくれています。

著者は佐々木正人氏。現在、東京大学大学院情報学環・教育学研究科教授とのこと。
本書以外にも多数の著作がありますが、私は本書が初めて。

本書は、サブタイトルにもあるように、16人のトップアスリートが登場し、
著者とのインタビューにて構成されています。
興味深い話が満載ですが、こりゃすごい と思ったのが、
スキー・ジャンプの船木和喜選手、ボート競技の武田大作選手でしょうか。
特にスキー・ジャンプは過酷と感じました。
風の種類は無限。そして各選手に、どの風が来るのか全く不明。
常に突然やってくる風にも対応しなければならない。
そして飛行時間は、ラージヒルでもわずか4秒とのこと。
これはもう、とんでもない世界です(しかも当然ながら、空中!)。

また、テレビで観ることがわりと多い柔道でも、知らないことがありました。
組み手の指は、中指から下3本のみを使っているという。
親指と人さし指は添えているだけで、5本で握ると肩に力が入るためだとか。
このあたり、次に観戦するとき、しっかり見たいと思います。

最後に、少し残念だったのは、オリンピックの前に読めばよかったってこと。
そうすれば、もっとオリンピックの各競技に興味が持てたのに...残念。
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