今日の本「花腐し」(松浦寿輝/講談社文庫:05年) [本]
今日の本「花腐し」(松浦寿輝/講談社文庫:05年)
先日観た映画「花腐し」の原作を手にしました。
映画の公開に合わせて、新しいカバーを付した文庫本です。
新しいカバーは、元のカバーにかぶせてありました。
著者は松浦寿輝。
「花腐し」は、2000年に第123回芥川賞を受賞しています。
この文庫本には、受賞第一作「ひたひたと」も収録されています。
映画ではサイトに「原作を大胆に脚色」とあったため、
映画との違いが気になり原作を手にしたのですが
ずいぶん異なっていましたね。
原作では、裏切られた共同経営者が登場し、
より深く闇を見つめる展開に思えました。
また、映画のラストのちょっとぐだぐだした展開は
ピンク絡みでの脚色かと思ったのですが、
なんと原作にもあり、そのあたりは原作に
沿ったものでした。
2作しか読んでいないのですが、
著者の夢と現実が交錯するような文体は、
その後もこのような感触なのでしょうか。
他の作品も読んでみようと思います。
先日観た映画「花腐し」の原作を手にしました。
映画の公開に合わせて、新しいカバーを付した文庫本です。
新しいカバーは、元のカバーにかぶせてありました。
著者は松浦寿輝。
「花腐し」は、2000年に第123回芥川賞を受賞しています。
この文庫本には、受賞第一作「ひたひたと」も収録されています。
映画ではサイトに「原作を大胆に脚色」とあったため、
映画との違いが気になり原作を手にしたのですが
ずいぶん異なっていましたね。
原作では、裏切られた共同経営者が登場し、
より深く闇を見つめる展開に思えました。
また、映画のラストのちょっとぐだぐだした展開は
ピンク絡みでの脚色かと思ったのですが、
なんと原作にもあり、そのあたりは原作に
沿ったものでした。
2作しか読んでいないのですが、
著者の夢と現実が交錯するような文体は、
その後もこのような感触なのでしょうか。
他の作品も読んでみようと思います。
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