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今日の本 「牧野植物図鑑の謎」(俵浩三/ちくま文庫:2023年) [本]

今日の本 「牧野植物図鑑の謎」(俵浩三/ちくま文庫:2023年)

サブタイトルは「在野の天才と知られざる競争相手」とあります。
またオビには「牧野富太郎には忘れられた「ライバル」がいた?」とも。
朝ドラで取り上げられた牧野富太郎さんに関連する著作を手にしました。

著者は俵浩三氏。北海道大学学術博士で、景観学者、
林学者とのこと。他にも著作があります。

本書、2章から構成。
1999年にリリースされた新書に、解説を加えて文庫化されたもの。
解説は、大場秀章氏。
第1章で、牧野氏の生涯を振り返り、
第2章において、タイトルにあるように、
牧野植物図鑑に関する4つの謎について
解説しています。
4つの謎とは、・牧野富太郎と村越三千男の間に何があったのか、
・植物図鑑は牧野富太郎の発明品か、
・なぜ明治四〇年ころに多くの植物図鑑が現れたのか、
・牧野が『牧野日本植物図鑑』で「警告」した相手はだれか、
です。
牧野さんの名前は知っていたものの、
生涯の全貌、そして図鑑ブームがあったことなど、
初めて知る内容ばかりで、とても興味深い一冊でした。
牧野さんに関連する著作は多数出ていますので、
他の著作も読んでみようと思います。
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