今日の本 「私の脳で起こったこと」(樋口直美/ちくま文庫:22年) [本]
今日の本 「私の脳で起こったこと」(樋口直美/ちくま文庫:22年)
「レビー小体型認知症」の記録とのサブタイトルのついた一冊。
オビには「福岡伸一 大推薦!」とあります。
著者は樋口直美さん。レビー小体病当事者(本人)である文筆家。
他にも著作があります。
本作は、レビー小体病の本人である樋口直美さんによる、
自身の観察記録と講演録をまとめたもの。
本書は2015年の単行本を加筆修正して文庫化したもので、
解説は伊藤亜紗さんです。
認知症とひとくくりされた病症も様々であり、
レビー小体病にも人によって様々な症状があることを
本書で知ることができました。
高齢化社会において、おそらく認知症は避けては通れない
と感じていますが、理解が進んでいないとの印象です。
また、綴られた著者の言葉が心に響きました。例えば以下です。
「人生を思うがままに変えられるなんて、錯覚でしかない。
私達は、次々と起こる予想もしない出来事に必死で
対応していくだけ。どこに行くかなんてわからない。
思い通りになることなんてない。でも、その対応のひとつ
ひとつが、その人の生き方になり、人生になるんだろう。」
とても深いです。
この著者による他の著作も読んでみたいです。
「レビー小体型認知症」の記録とのサブタイトルのついた一冊。
オビには「福岡伸一 大推薦!」とあります。
著者は樋口直美さん。レビー小体病当事者(本人)である文筆家。
他にも著作があります。
本作は、レビー小体病の本人である樋口直美さんによる、
自身の観察記録と講演録をまとめたもの。
本書は2015年の単行本を加筆修正して文庫化したもので、
解説は伊藤亜紗さんです。
認知症とひとくくりされた病症も様々であり、
レビー小体病にも人によって様々な症状があることを
本書で知ることができました。
高齢化社会において、おそらく認知症は避けては通れない
と感じていますが、理解が進んでいないとの印象です。
また、綴られた著者の言葉が心に響きました。例えば以下です。
「人生を思うがままに変えられるなんて、錯覚でしかない。
私達は、次々と起こる予想もしない出来事に必死で
対応していくだけ。どこに行くかなんてわからない。
思い通りになることなんてない。でも、その対応のひとつ
ひとつが、その人の生き方になり、人生になるんだろう。」
とても深いです。
この著者による他の著作も読んでみたいです。
コメント 0