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今日の本 「燃える部屋 上下」(マイクル・コナリー/講談社文庫:2018年) [本]

今日の本 「燃える部屋 上下」(マイクル・コナリー/講談社文庫:2018年)

2018年リリースの「贖罪の街」を少し前に読みましたが、
同じく2018年リリースの旧作である「燃える部屋」を手にしました。
オビには「胸熱のラスト!」とあります。

著者はマイクル・コナリー。とても多くの作品、
シリーズものをリリースされています。
いつも上下巻でのリリースです。

本作では、定年延長制度最後の年となったボッシュが
メキシコ系新米女性刑事ルシア・ソトとコンビを組んで、
10年前に銃撃され、銃弾による後遺症で亡くなったメルセドの事件の
真相を解明するストーリー。
同時にソトが7歳で経験した未解決の火災についても
並行して捜査を進めるという展開。
障害を乗り越えて、徐々に真相に近づく
ボッシュの緻密な捜査が本作でも楽しめました。
さて、既読のどの作品でもボッシュが
ジャズを聴くシーンが出てきます。
本作でも3シーンあり、グレース ケリー、
フランク モーガン、ロン カーターがピックアップされています。
また本作では、ボッシュシリーズ25周年記念エッセイとして
著者による「走る男」が下巻の巻末に収録されています。
著者が作家となったきっかけについてのエッセイ。
こちらも興味深かったです。
マイクル・コナリーの作品ですが、
講談社からのリリースで新品書籍で手に入るのは
これが最後。次はハヤカワ文庫の旧作を新品で手に入れて
読もうと思います。
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