SSブログ

今日の本「美術の力」 [本]

今日の本「美術の力」(宮下規久朗/光文社新書:18年)

-表現の原点を辿る-とのサブタイトルがついた一冊。
どこかの書評で気になり手にしました。

著者は、宮下規久朗氏。兵庫県立美術館、東京都現代美術館学芸員を経て、
神戸大学大学院人文学研究科教授とのこと。美術関連の著作がたくさんあります。
以前「裏側からみた美術史」を読んでいますね。

本書、6章 35編から構成。「欲望の美術史」、「美術の誘惑」に続く
リリースで、前著と同様に産経新聞への連載を中心にまとめたもの。
新聞の連載が中心であり、新聞掲載時に開催されていた展覧会の話題を
取り入れた内容が多かったです。
絵画そのものに対してではないのですが、
「日本の学校教育には「美術史」という科目がなく
 美術というものは好き嫌いで見ればよく、色や形の美しさを
 感じるだけでよいという誤解が社会に蔓延した」
という記載が気になりました。確かにそうなのかも。
そして5章、ラストの6章が痛かったです。
こういった見方はこれまでしてこなかったですね。

さて、できるだけ美術館へは足を運ぼうと心がけているのですが
まだ行ったことのない場所が大阪にありました。
中津の南蛮文化館です。ここは5月と11月の2か月しか
開館していないとのこと。
次の5月には行ってみたいです。
180327.jpg
nice!(6)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 6

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。