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今日の本 「武器としての決断思考」 [本]

今日の本 「武器としての決断思考」(瀧本哲史/星海社新書001:11年)

昨年9月にリリースが開始された「星海社新書」。
その最初の3冊のうちの「世界史をつくった最強の300人」は既に記事にしましたが、
気になっていた「武器としての決断思考」をようやく読みました。

著者は瀧本哲史氏。東京大学法学部を卒業後、助手を経て、マッキンゼーに転職。
その後独立し、現在は、京都大学客員准教授、エンジェル投資家とのこと。
他の著作は、「僕は君たちに武器を配りたい」。

さて本書、「はじめに」に書かれていますが、
『著者による京大での授業「意志決定の授業」を一冊に凝縮したもの』
であります。そして詳しくは、ディベードにおける決断思考を解説し、身につける
ためのテキスト といったところでしょうか。
マッキンゼーを経て、京大で教える著者。滑らかな語り口にて、核となる部分を
的確に積み上げていきます。さすがです。
各章の終わりには、大きなフォントにてポイントを示すあたりもナイス。
ラストの、本書全体のまとめから少しピックアップ。
・世の中に「正解」なんてものはない
・正解がわからないから動かないのではなく、「いまの最善解」を
 導き出して、とにかく行動することが重要だ
・根拠を比較して得た結論を、とりあえずの「答え」にしよう
・思考停止だけは避けるべきだ

どれも納得できるものばかり。しかし、日本の現状において、これらを理解し、
行動している人は少ないと思えます。
なぜ?、どうして? と突っ込まず、思考停止...
そうならずに、自ら考えて生きる。実践していきたいです。
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