今日の本 「美人好きは罪悪か?」 [本]
今日の本 「美人好きは罪悪か?」(小谷野敦/ちくま新書788:09年)
小谷野敦氏の著作を久々に手にした。しかし、これ、小谷野氏の著作でなければ、
おそらく、手にしなかったであろうタイトル(苦笑)。
著者の小谷野氏は、大阪大学言語文化部助教授、国際日本文化研究センター客員助教授
などを経て、文筆業とのこと。どうやら講師生活は止め、文筆業一本のようです。
最近、小説が出版されたり、その他の著作がやたらリリースされる状況。
文筆業一本のため? そして、ペンネームを本名あつし → とん へと変更されています。
漢字で書けば同じですが...
さて、本書。メインは『一冊の本』の連載を、加筆・修正したもの。
タイトルこそ、何か挑発的な感じが漂いますが、基本は著者である小谷野氏の
美人論を展開したもの。
これまでに私が読んできたような、めった切り感は後退。
どうして? と疑問を抱き、読み終えたところ、「後記」によると、
連載当時、入院などかなりキツイ時期だったとのこと。
そのあたりが原因で、少々、力のない文章になっているのか?
私としても、本書、かなりフィールドの異なる内容ゆえ、
かなりキツかった(苦笑)。
登場する、女優や女流作家など、知らぬ人がほとんど。
イメージが湧かぬゆえ、内容がどうもしっくりこない。
せめて、ミュージシャンでも載っていれば...と思っていたら、
第5章にお一人登場。しかしこの方も、残念ながら知らぬ人でした。
引退からもう50年近い、ヴァイオリニスト・諏訪根自子さん。
まぁ、私としては少々違和感の残る一冊でしたが、ユニークな立ち位置の
小谷野氏。やけに近頃多作。他の著作も読んでいきたいです。
小谷野敦氏の著作を久々に手にした。しかし、これ、小谷野氏の著作でなければ、
おそらく、手にしなかったであろうタイトル(苦笑)。
著者の小谷野氏は、大阪大学言語文化部助教授、国際日本文化研究センター客員助教授
などを経て、文筆業とのこと。どうやら講師生活は止め、文筆業一本のようです。
最近、小説が出版されたり、その他の著作がやたらリリースされる状況。
文筆業一本のため? そして、ペンネームを本名あつし → とん へと変更されています。
漢字で書けば同じですが...
さて、本書。メインは『一冊の本』の連載を、加筆・修正したもの。
タイトルこそ、何か挑発的な感じが漂いますが、基本は著者である小谷野氏の
美人論を展開したもの。
これまでに私が読んできたような、めった切り感は後退。
どうして? と疑問を抱き、読み終えたところ、「後記」によると、
連載当時、入院などかなりキツイ時期だったとのこと。
そのあたりが原因で、少々、力のない文章になっているのか?
私としても、本書、かなりフィールドの異なる内容ゆえ、
かなりキツかった(苦笑)。
登場する、女優や女流作家など、知らぬ人がほとんど。
イメージが湧かぬゆえ、内容がどうもしっくりこない。
せめて、ミュージシャンでも載っていれば...と思っていたら、
第5章にお一人登場。しかしこの方も、残念ながら知らぬ人でした。
引退からもう50年近い、ヴァイオリニスト・諏訪根自子さん。
まぁ、私としては少々違和感の残る一冊でしたが、ユニークな立ち位置の
小谷野氏。やけに近頃多作。他の著作も読んでいきたいです。
タイトルは引きがあって興味そそられる感じなのに惜しいですねー。
>登場する、女優や女流作家など、知らぬ人がほとんど。
イメージが湧かぬゆえ、内容がどうもしっくりこない。
それはどーしたったってしっくりこないこないw
全員でなくてもせめて数人の写真は欲しいとこですよねぇ。
by FUCKINTOSH66 (2009-08-31 15:57)
>FUCKINTOSH66さま、niceとコメントありがとうございます。
その通りなんです! 読んでいて、不満が積もっていく...
著名な方の写真を載せるのは、許可をとったり
やっかいなんですかねぇ。
多少載っていた写真は、辻村ジュサブローの人形とか、
他の方の作品の引用(無名の方)とか、やや外れたものばかり。
残念な一冊でした(苦笑)。
by TBM (2009-09-01 23:47)