今日の本 「のうだま」

今日の本　「のうだま」（池谷裕二･上大岡トメ／幻冬舎:08年）

先日、「ゆらぐ脳」を読んだばかりですが、池谷氏の著作をもう一冊。
－やる気の秘密－とのサブタイトルがついています。
そして、前書に引き続き、こちらも連名、コラボの一冊となっております。

著者の池谷裕二氏は、現在、東京大学大学院薬学系研究科准教授。
そして、上大岡トメさんは、「キッパリ！」がミリオンセラーとなった作家で、
東京理科大学卒、一級建築士であり、大成建設勤務を経てイラストレーターとのこと。
私は、単行本にもなっている、日経新聞の土曜別紙に連載された
「上大岡トメのいつもとちがう日」にて知りました。

この、ユニークな活動を続けるお二方のコラボのメインテーマは「やる気」！
やる気まんまんの時なんて、一瞬であり、やる気をキープなんて夢？
かとも思っていましたが、その不安定な「やる気」を引き出すコツともいえる
手法を、お二人の滑らかな会話と、トメさんのマンガにて解説。
一気に読めてしまうおもしろさです。

その手法とは、脳の中にある「淡蒼球」を動かすこととか。
初めて聞きましたね、「淡蒼球」。
決して、難解な手法ではなく、「淡蒼球」を動かすには、
　　・体を動かし、　　　　・いつもと違うことをし、
　　・ごほうびを与え、　　・なりきる
の４つを行うこと とのこと。
そして、「脳をだませ」とも。
そういえば、脳関連の他書に「脳をその気にさせる」なんてことも
書かれていたような．．．

やはり人間、あきっぽくて当然のようです。
「やる気を迎えに行く」、まずは実践ですね。

コメント 2

おっかしぃなぁ、やる気だけはあるんだけどなぁ（笑）
そっか、ごほうびが足りないんだ！
違うかなぁ。。。（笑）
by FUCKINTOSH66 (2009-06-28 22:38) 

＞FUCKINTOSH66さま、niceとコメントありがとうございます。
いやいや、そうかも？
やる気の持続には、脳をだますことも必要？なようです。
「ごほうび」は重要では？？
（与えすぎはまずいですが．．．（苦笑））
by TBM (2009-06-30 00:29)