今日の本「自然科学の歴史」（端山好和／講談社学術文庫:22年）

今日の本「自然科学の歴史」（端山好和／講談社学術文庫:22年）

先月読んだ「異常の構造」に引き続き、
講談社学術文庫を手にしました。オビには、
「物理 化学 生物 地学 全部やらなきゃ、ダメなんだ！」
とあります。

著者は端山好和氏。理学博士で、元東京農業大学教授。
今年他界されています。

本書、５章から構成。
本書は１９９８年にリリースされた単行本を
改題して文庫化されたものです。
オビにも記載されているように、
「高校の理科四科目、地学・物理学・化学・生物学を
別々に学ぶだけでは、本当の科学の意味は理解できない。」
という見解から、自然科学全般の歴史概観を
解説する内容。
本書では、自然科学史を
　・宇宙・地球観、・物質観、
　・技術、　　　　・生命観
の４つに区分して解説されています。
物理、化学の歴史については、これまでにも
知る機会がありましたが、生命観の歴史については
初めて知る内容も多く、興味深かったです。
それぞれの歴史について、さらに深堀して
学びたいですね。