今日の本 「京大現代文で読解力を鍛える」（出口汪／だいわ文庫:21年）

今日の本 「京大現代文で読解力を鍛える」（出口汪／だいわ文庫:21年）

オビには「論理と教養の力をつける究極の実用書」
とあります。
今年読んだ「東大現代文で思考力を鍛える」に引き続き、
出口汪さんの著作を手にしました。

著者は出口汪氏。予備校の現代文講師を経て、現在は、
広島女学院大学客員教授、出版社「水王舎」代表取締役など。
多くの受験参考書をリリースされています。

本書、４章から構成。
2014年にリリースされた単行本を文庫化。
京都大学の現代文入試問題を幅広い年代から
トータル１２問をピックアップされ、解説する内容。
京大の現代文の入試問題、初めて見ました。
様々なジャンルの文章が取り上げられています。
取り上げられた方々は、例えば、澁澤龍彦、
野上弥生子、西田幾多郎、寺田寅彦、
津島佑子、安田登、石原吉郎など。
心に刺さる文章ばかりです。
もちろん、出口さんの解説も鮮やか。
本書に登場した方々の著作が気になりますね。
特に寺田さんの著作を、改めて読まねばと思っています。