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今日の本 「脳はなにげに不公平」 [本]

今日の本 「脳はなにげに不公平」(池谷裕二/朝日新聞出版:16年)

-パテカトルの万脳薬-とのサブタイトルがついた一冊。
2月には「自分では気づかない、ココロの盲点」を読みましたが
知らぬ間に池谷さんの新作がリリースされていましたので
手にしました。

脳に関する研究を継続されている池谷教授。
現在は、東京大学薬学部教授とのこと。
ユニークな切り口の著作が多く、よく手にしています。

本書、2011年12月から「週刊朝日」に連載されているコラムをまとめたもの。
サブタイトルの「パテカトル」とは、アステカ文明の神話に登場する神であり、
池谷教授、お気に入りの古代神とのことです。
雑誌の掲載順ではなく、4章に分類され、それぞれ10~20くらいの
テーマから構成。
内容は、世界各国から発信されている、最新の研究内容から
興味深いものをピックアップして紹介。
私として、気になったのは
「脳の電気刺激で数学が得意に!?」
ある能力を高めることは、なんと可能なようです。
でも、研究の結果、コーエン博士は、
 ある能力を高めることは、別の能力の犠牲のうえに成立する
とまとめているのです。
どこかで脳はバランスをとっているのでしょうか。
でも、脳はさらなる可能性を秘めているようでもあります。
今後の研究、池谷教授の次回作に期待です。
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