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今日の本「「死んだふり」で生きのびる」(宮竹貴久/岩波科学ライブラリー:22年) [本]

今日の本「「死んだふり」で生きのびる」(宮竹貴久/岩波科学ライブラリー:22年)

横尾忠則さんの著作「時々、死んだふり」に記載があり、
気になった「「死んだふり」で生きのびる」を図書館で手にしました。
サブタイトルは「生き物たちの奇妙な戦略」。

著者は、宮竹貴久氏。沖縄県職員等を経て、
現在は岡山大学教授とのこと。他にも著作があります。

本書、6章から構成。
著者である宮竹先生の25年にわたる「死んだふり」についての
研究についてまとめた内容。
「死んだふり」が観察された生物が、巻末にまとめられていますが、
かなり多いです。
昆虫の「死んだふり」は子供の頃に見た記憶がありますが、
こんなに多くの生物で「死んだふり」が観察されているとは
知りませんでした。
また本書では、著者がどのように研究を進めてきたかが
詳しく書かれており、研究結果だけではないので、
経緯も含め、研究内容がよく理解できましたね。
研究は、近年、遺伝子解析、AIが取り入れられ、
パーキンソン症候群の関連遺伝子についても
わかってきているとのこと。
今後の研究成果が気になります。
宮竹貴久さんの他の著作も気になりますね。
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