SSブログ

今日の本「中世ヨーロッパの色彩世界」(徳井淑子/講談社学術文庫:23年) [本]

今日の本「中世ヨーロッパの色彩世界」(徳井淑子/講談社学術文庫:23年)

オビには「色の意味が分かれば、中世が見えてくる!」とあります。
現代とは異なる色彩の世界に興味を持ち、手にしました。

著者は徳井淑子氏。お茶の水女子大学名誉教授であり、
他にも著作があります。

本書は、10章から構成。
2006年にリリースされた単行本が、タイトルを変更して
文庫化されたもの。
本書、まずは中世の色彩体系について解説する総論で始まり、
その後、各色ごとに、詳細を論じるという内容。
以前、空を示す色が、国や時代により異なっていた
ということを、ある本で読みました。
色についての歴史は、それくらいの知識しかなく、
本書は、さらに様々な色について中世の時代を紐解く内容であり
色の価値が時代と共に移り変わっていたいうことは
初めて知りました。
現代では、当たり前に多くの人が着る「黒」は、
中世では、醜悪で邪悪な色だったとのことです。
色~服飾についての、著者による他の著作も
手にしたいところですね。
241224.jpg
nice!(12)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 12

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。