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今日の本 「銀河の片隅で科学夜話」(全卓樹/朝日出版社:2020年) [本]

今日の本 「銀河の片隅で科学夜話」(全卓樹/朝日出版社:2020年)

サブタイトルは「物理学者が語る、すばらしく不思議で
美しいこの世界の小さな驚異」。
どこかの書評で気になり、図書館にて手にしました。

著者は全卓樹氏。ジョージア大、メリランド大、法政大等を経て、
現在は高知工科大学理論物理学教授とのこと。
他にも著作があります。

本書、5編に分けられた22話の科学エッセイから構成。
5編は天空編、原子編、数理社会編、倫理編、
生命編となっています。
どれも現代科学の話なのですが、
日々の生活に通じる関連性を踏まえて言及されているため、
壮大な世界であっても、とても身近に感じられました。
また、各編扉に記された吉田一穂さんの詩、
そして各エッセイに合わせて選ばれた挿絵が
素晴らしかったです。
第14夜「思い出せない夢の倫理学」では、
Odilon Redon の絵が選ばれていました。
本書のみに止まらず、続編がリリースされるとよいですね。
期待しております。
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