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今日の本 「高い窓」 [本]

今日の本 「高い窓」(レイモンド・チャンドラー/ハヤカワ文庫HM:2016年)

「水底の女」、「プレイバック」に引き続き、
村上春樹さんによる新訳版の「高い窓」を手にしました。

著者はレイモンド・チャンドラーさん。
HM界の著名な作家。私が生まれる前に他界されています。
訳は村上春樹さん。そしてあとがきも村上春樹さん。

本書、2014年にリリースされた単行本が文庫化されたもの。
チャンドラーの「私立探偵フィリップ・マーロウ シリーズ」の
中期の長編となります。新訳としては5冊目。
チャンドラーは7つの長編を残しているのですが
本作は、以前の訳では読んでなかったです。
初めて読んだ「高い窓」。
本作でもマーロウの行くところに死体ありです。
どの作品でも、魅力を感じる脇役的な人物が登場しますが
本作では、ブリーズ警部補、そしてエレベーターを操作する
老人のグランディーあたりでしょうか。
本作でもマーロウらしさは発揮されており、
もちろん本書も楽しく読めました。
また、他の新訳版も読んでみようと思います。
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末尾ルコ(アルベール)

今、双葉十三郎訳の『大いなる眠り』を読んでますが、ちょっとソフトな感触の日本語になってます。翻訳の違いはおもしろうですね。                RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2020-05-29 02:51) 

TBM

>RUKO さま、niceとコメントありがとうございます。
創元推理文庫から出ていたのですね。
まだ私は翻訳の違いを味わうところまでいってないので
他の訳についても読んでみたいです。
by TBM (2020-05-29 19:46) 

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