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今日の本 「世界史を変えた異常気象」 [本]

今日の本 「世界史を変えた異常気象」(田家康/日経ビジネス人文庫:19年)

オビには「わずか1,2度の変化が人類を翻弄した」とも。
2011年の単行本を文庫化。
この著者の「気候で読む日本史」を2月に読んだばかりですが、
もう一冊、気候に係る著作を手にしました。

著者は田家康氏。気象予報士で、現在は日本気象予報士会東京支部長とのこと。
本書以外にも何冊かの著作があります。

本書、5章とエピローグから構成。
各章毎に、特にエルニーニョに由来した異常気象をめぐるエピソードを
紹介する内容。
各章のエリアと登場する主要人物は以下。
 南米西岸  フランシスコ ピサロ
 太平洋東部 トール ヘイエルダール
 インド   ギルバート ウォーカー
 東欧    アドルフ ヒトラー
 全世界   ヤコブ ビャークネス
エルニーニョがもたらした異常気象が、まさに世界史を変える出来事の
元であったとは知りませんでした。これらの関連性はとても
興味深いものです。

エルニーニョ等の気候の研究は進み、予報の精度は向上。
ただ、地球規模で成果を活かすのは、これからのようです。
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