今日の本 「経営参謀」（稲田将人／日経ビジネス人文庫:18年）

今日の本 「経営参謀」（稲田将人／日経ビジネス人文庫:18年）

－戦略プロフェッショナルの教科書－とのサブタイトルがついた一冊。
オビには「戦略は「魔法の道具」ではない！」とも
2014年の単行本を加筆して文庫化。
話題となった前書「戦略参謀」はまだ未読ですが、こちらを先に手にしました。

著者は稲田将人氏。マッキンゼーを経て、現在は株式会社ＲＥ‐Ｅｎｇｉｎｅｅｒ　
ｉｎｇ Ｐａｒｔｎｅｒｓ代表で、経営コンサルタント。
本書以外にも何冊かの著作があります。

本書、８章から構成。具体的なストーリー展開の中で、
企業における戦略の立案～実践を学ぶ内容。
６章までの章末には、数ページの解説が付与されています。
さすが、多くの経営改革に携わった現役の経営コンサルタント。
ストーリーに多くの学びが盛り込まれ、
理論がよどみなく頭に入ってきましたね。
私として、最も気になったのは
「企業は常に変化、進化していかねばならない。つまりカイゼン活動や
　改革への取り組みが常態化している状態が企業にとっては健全な状態
　ということです。」
という言葉。ここにポイントが集約されている気がします。

さて、未読の前書「戦略参謀」も読んでみねば。