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今日の本 「知財、この人にきく Vol.2」 [本]

今日の本 「知財、この人にきく Vol.2」(トヨタ歴代知財部長/発明協会:09年)

発明推進協会がリリースしたシリーズの中の一冊。
Vol.4まで出ています。
以前から気になっていたシリーズであり、まとめ買いしました。
毎年行われている、発明の日記念の書籍バザールにて。
まずは、5月の連休中に Vol.1を読み、ようやくVol.2を読みました。

表紙には、「モノづくりと知財、トヨタ知財部「挑戦」の軌跡!
トヨタ歴代知財部長かく語りき」との言葉が。
本書は、月刊誌「発明」の企画で、トヨタ歴代知財部長に、
富岡康充氏がインタビューした内容をまとめたもの。
本書、3章から構成。トヨタの知財の歴史をまとめています。
私として、気になった知財活動は以下の2点。
知財が93年から、毎年1回、主要メーカ、競合先を特定し、特許情報から
相手がどのくらいの人数で、どういう開発をしているのか、
開発傾向に変化があったか、新しい開発を始めたかなどについて
調査・解析し、分析結果を資料にまとめ、研究開発の企画部隊に提供
しているとのこと。
本書発行の時点では、特許情報からとのことですが、
今年2月の知財セミナーでは、出願から1年半を経過して公開された内容で、
特許マップを作成しても情報が古いということで、「兆し解析」を取り入れている
と説明されていました。
知財主導で他社解析されているとは、さすがですね。
そしてもう1点。
しっかりと明細書作成に専念して基礎を身につけさせる場として、知財部員の
新人を対象に3か月の特許事務所研修を行っているとのこと。
特許事務所で研修とは、徹底されてますね。

引き続き、Vol.3 以降も読んでいこうと思います。
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