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今日の本 「宇宙が始まる前には何があったのか?」 [本]

今日の本 「宇宙が始まる前には何があったのか?」(ローレンス・クラウス/文藝春秋:13年)

昨年末のリリースであり、半年以上前となりますが、
宇宙関連で気になっていた一冊、ようやく手にしました。

著者は、ローレンス・クラウス氏。宇宙物理学者。
訳は、以前読んだ「宇宙はなぜこのような宇宙なのか」の著作者である
青木薫さん。

本書、11章から構成。自身の研究も踏まえて、宇宙の過去から未来を
展望する壮大な内容。
とても広く、深く、簡単には総括できないです。
その中で特に気になったのは、7章「二兆年後には銀河系以外は見えなくなる」
に登場する以下の言葉。
「われわれはきわめて特殊な時代に生きている。
 それは、われわれがきわめて特殊な時代に生きているということを
 観測によって証明できる唯一の時代なのだ!」

そしてもう一つ、訳者は、本書に通底する大きなテーマは
「人間が頭の中だけで考えることなんて、たかが知れている」
とラストを締めています。

膨大な時間軸の中で、とても小さな存在である人間。
無力とも思えますが、きわめて特殊なわくわくする時代と認識し
今後の研究成果を楽しみたいところです。
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