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今日の本 「宇宙に外側はあるか」 [本]

今日の本 「宇宙に外側はあるか」(松原隆彦/光文社新書564:12年)

相変わらず、宇宙関連のリリースが多いです。
そして、また一冊、手にしました。昨年読んだ「宇宙のダークエネルギー」の
共著者であった、松原隆彦さんによる新刊です。

著者は松原隆彦氏。東京大学大学院理学系研究科助手、ジョンズホプキンス大学物理
天文学科研究員などを経て、現在、名古屋大学素粒子宇宙起源研究機構准教授とのこと。

「宇宙のダークエネルギー」のほうも、とても興味深い内容でしたが、
本書、さらに謎に突っ込んだ解説。ナイスでした。
5章から構成され、タイトルにもなっているラストの5章「宇宙に外側はあるか」に
最もページを割いています。
そこに登場するのは、人間原理、マルチバース、ワームホールなどと、通常の
地球での生活環境では、とても理解に苦しむ世界...
果たして、解明される日がくるのか? かなり困難な感じ。

本書の締めは、著者による「宇宙論の十大疑問」。列挙すると以下。
・何がこの宇宙を始めたのか
・インフレーションは本当に起きたのか
・時間と空間の本質とは何か
・宇宙にはなぜ構造があるのか
・宇宙全体に量子論の原理を適用できるか
・ダークマターの正体は何か
・ダークエネルギーの正体は何か
・人間原理に意味はあるのか
・この宇宙の他にも宇宙は存在するのか
・人間は真の宇宙の姿を理解できるのか

気の遠くなるような世界ですね。
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こっちゃん

宇宙、凄く惹かれる分野です。
以前に「ひも理論」の本を読んだのですが、残念ながら理解できず・・・
でも宇宙って永遠の謎ですよね。
これからもお邪魔します。(*^。^*)
by こっちゃん (2012-06-14 10:18) 

TBM

>こっちゃん さま、niceとコメントありがとうございます。
ほんと、宇宙って謎だらけで、強く惹かれてしまいます。
そして、「ひも理論」。興味はあるのですが、
私はまだ、1冊も読んでないです。
そろそろ、簡単な解説書から読んでみたいと思います。
by TBM (2012-06-15 06:52) 

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