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今日の本 「世界企業はここまでやる!」 [本]

今日の本 「世界企業はここまでやる!」(小出伸一/ゲーテビジネス新書001:11年)

昨年12月に創刊された新しい新書シリーズ「ゲーテビジネス新書」。
月刊誌を母体とした新シリーズでしょうか?
黒い表紙に、金のオビという装丁。気合が入った感じ。
その記念すべき1冊目がこれになります。

著者は小出伸一氏。日本アイ・ビー・エムを経て、日本テレコムにて常務執行役、
代表取締役副社長COOを歴任。現在は、日本ヒューレット・パッカード代表取締役社長
執行役員とのこと。著作は他にないようです。

本書は、7章から構成。全ての章のタイトルが「世界企業の~」となっており、
世界企業とは何かという視点で、世界企業の立ち位置を明確に語る内容。
いやいや、日本のベースとし、どっかりと腰を据えた企業との違いがよくわかりました。
とにかく、よく出てくる言葉が「客」。
そう、全て、お客さんとしての顧客の目線、顧客の立場に立った経営が基本なのです。
これ、わかっているようで、わかっていない日本の企業、多いような...
例えば、家電なんか、日本の会社が作ると、とにかく機能がてんこ盛り。
どんな要求にも応えます、という意識で他社対向の意識のみで作っている気が。
客は本当にそんなにてんこ盛りの機能をほしがっているのか? と思ってしまうのです。

そしてこれはいい と思ったのが人事評価。
各国共通の評価基準にて、システムを構築しているとのこと。
これは働く側にしてみれば、かなりうれしいことでは?
日本など、人事評価はかなり遅れている感じ。成果主義を取り入れて、機能していない
ところも多いのではないでしょうか。
そして、未だに、上司の主観が支配していたり?

日本の企業が、真に世界企業にステップアップするには、まだまだハードルが
高そうです。
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